未来優駿2013　-　予想王TV＠SANSPO.COM

未来優駿2013

　１０月２１日から３１日にかけて、全国の２歳重賞を集中施行する『未来優駿２０１３』が行われる。今年は全７レースが予定されており、文字通り若駒たちが未来の栄光を目指してしのぎを削る。フレッシュスター誕生の瞬間を、絶対に見逃すな！

　全国の２歳重賞を短期間で集中的に行うシリーズで、２００８年からスタート。６年目を迎える今年は１０月２１日の若駒賞（盛岡）を皮切りに、７レースが組み込まれている。

　全日本２歳優駿（１２月１８日、川崎、交流ＧＩ、ダ１６００メートル）を頂点とした２歳交流重賞への出走意識を高めることが目的だが、ファン目線では各地区の勢力図を把握しやすくなったことが大きい。来春の各地区のクラシック、そして文字通り未来へ向けて、欠かすことのできないシリーズとなっている。

　 　 　 　

　 　 　 　



サッポロクラシックカップ（門別）１０月２９日

　２００９年から特別戦として実施。特別とはいえ、１着賞金は３００万円と重賞レベルにある。距離は１２００メートルで行われており、北海道２歳優駿との住み分けを図っている。


ドントコイ逃げ切る

　２９日の門別競馬第１２Ｒで行われたサッポロクラシックＣは、桑村真明騎乗で単勝６番人気のドントコイが好ダッシュを決めてハナを奪うと、直線でさらに脚を伸ばし、中団から差してきたキタサンシンゲキの追撃をクビ差で振り切って勝利した。１分１３秒１（稍重）。

　さらに半馬身差の３着にはリンノフォーマリアが入り、１番人気のテッサロニキは最下位の１０着に敗れた。


本紙の狙い

　カクシアジは牡馬相手とはいえ、オープン特別なら実績面で一歩リード。外枠の前走は終始外を回らされたのが響いたもの。しまいは差を詰めていたように、力は示した。今回はアタック、園田プリンセスカップを制したときと同じ１枠１番。経済コースを通って逃げ切りを狙う。

　テッサロニキは２戦２勝、ともに完勝だった。春先の能検で４８秒台をマークした素質馬で、ここまでは期待どおりの走りを見せている。もちろん、オープンに入っても即通用レベル。佐賀の名手・山口勲騎手の手綱さばきにも注目したい。

　先行激化のメンバー構成だけに展開的にはヒワノスーパーの末脚が怖い。



主な優勝馬

　０９年モエレデフィニット（金杯＝水沢＝）、１０年ピエールタイガー（北海優駿、マイルグランプリ、ダービーグランプリ２着など）、１１年エンジェルツイート（東京２歳優駿牝馬、平和賞など）