10月21日から31日にかけて、全国の2歳重賞を集中施行する『未来優駿2013』が行われる。今年は全7レースが予定されており、文字通り若駒たちが未来の栄光を目指してしのぎを削る。フレッシュスター誕生の瞬間を、絶対に見逃すな!
全国の2歳重賞を短期間で集中的に行うシリーズで、2008年からスタート。6年目を迎える今年は10月21日の若駒賞(盛岡)を皮切りに、7レースが組み込まれている。
全日本2歳優駿(12月18日、川崎、交流GI、ダ1600メートル)を頂点とした2歳交流重賞への出走意識を高めることが目的だが、ファン目線では各地区の勢力図を把握しやすくなったことが大きい。来春の各地区のクラシック、そして文字通り未来へ向けて、欠かすことのできないシリーズとなっている。
九州ジュニアチャンピオン(佐賀)10月25日
1990年にジュニアチャンピオンとして創設。2001年に九州交流となり、今の名称で行われるようになった。距離は創設以来1750メートルで行われている。
マツノヴィグラス逃げ切る
25日の佐賀競馬第10Rで行われた九州ジュニアチャンピオンは、田中直人騎乗で単勝2番人気のマツノヴィグラスが好ダッシュを決めてハナを奪うと、終始ペースを掌握。4、5番手から押し上げてきた9番人気ケンシスピリットの追撃を振り切り、半馬身差で勝利した。1分57秒9(不良)。
さらに2馬身半差の3着には3番人気のアイスカチャンが入り、3連単は28万5290円の高配当となった。1番人気のミスタージャックは直線で伸びきれず5着に敗れた。
本紙の狙い
ミスタージャックはデビューから【2・1・0・0】で、先団で自在に立ち回れるのが魅力。前走はハイペースに巻き込まれて2着に敗れたが、さばきやすい少頭数が勝ち馬に味方した面もある。フルゲートならこの馬に利があり、巻き返しが期待できる。
アオゾラセントは展開次第の面があるが、前走でミスタージャックに土をつけたように地力は確か。先行勢がやり合えば台頭可能だ。
マツノヴィグラスは前走が好時計。同型との兼ね合い次第だが、行き切れば好勝負になる。
主な優勝馬
97年ボーイフレンド(中島記念)、04年カンモンカイキョウ(ロータスクラウン賞)、05年ナセ(霧島賞、飛燕賞、ロータスクラウン賞)、10年ウルトラカイザー(中島記念)、12年ロマンチック(花吹雪賞、飛燕賞)