小雨が降る中でのレースとなった初日2Rは、川口の28期生・石井大輔が0ハンから先手を取って逃げ、永井大介にはかわされたものの2着を確保した。
「少し雨が降っていたから気にはなったけど、タイヤはそれほど滑る感じがなかった。6周回、良走路だと思って走りました。2着に入れて上出来です」とレースを振り返る。
「不具合があったから前検日に新品のキャブに交換しました。まだ合っている感じはなく、軽くてコーナーの乗り味が今ひとつだった。そんな状態でもそこそこ走れたから、ちゃんとセッティングを出せればもっと上積みはありそう。部品を換えたことはいいほうに向いたと思います」と整備を施してエンジンに手応えをつかんだ様子だ。
6月の川口GⅠキューポラ杯では、優勝戦まで勝ち上がり7着の成績を残した。「あのときほどの状態ではないけど、今節も準決勝には進出したい。感じが良かった初日のタイヤが、あと一走は使える。これを2日目に使うとして、3日目以降に使えそうなタイヤが今のところないから練習で探してきます」と足回りの強化に細心の注意を払う構えだ。
「きょうは高校3年の子供が大学の推薦の受験日だったんですよ。私立なので、もし受かったらお金がたくさんかかるからお父ちゃんは稼がないといけないから力も入ります。最近は好きな競馬もたしなむ程度にして、休みの日は家でゲームをしながらおとなしくしています」と苦笑い。
大会2日目は11Rに出走。マシンの気配は良好でモチベーションも高い石井が、0ハンから大逃げを打つ。(佐藤雄二)