《優勝戦》全国ナンバーワンの青山が大会初Vを飾る。跳ねに悩まされた準決勝11Rは2着に終わったが、鋭い飛び出しは健在だ。部品交換したことで、エンジンの上積みも見込めるはず。Sで好位を取って素早く抜け出し、18度目のGIタイトルを獲得する。
パワフルな走りで逆転をもくろむ木村武が対抗格。マシンに手応えをつかんだ鈴木圭、気配は良好な長田恭も争覇圏内だ。
☆S想定(1)(4)(7)(8)(2)(3)(5)(6)
〔1〕高木「エンジンは手前の感じがいい。少し回転の上がりが遅くて突っ込みで跳ねる。微調整していく」
〔2〕長田恭「リングを換えて車は伸びがいいが、立ち上がりで跳ねる。タイヤとフレームで対策します」
〔3〕田中「リングを換えて直線はいいね。手前が鈍いからヘッド回りを調整する。タイヤはこれでいい」
〔4〕木村武「バランスが取れた仕上がりですね。突っ込みで跳ねるから、セットを煮詰めてタイヤを探す」
〔5〕金子「伸びないし、パワーもない。部品を換えて上積みをさせないと。Sは失敗したから練習する」
〔6〕若井「車は悪くないし、自分のレースはできる仕上がり。やるとしても微調整程度で、Sに集中する」
〔7〕青山「跳ねがひどい。エンジン的にもいっぱい。手前なり、伸びなり、上積みを求めて部品を換える」
〔8〕鈴木圭「Sは出ていくし、手前がいい。ただ、突っ込みで跳ねる。そこだけですね。メタルを交換する」