5月2日の伊勢崎オート・アフター5で、浜松の25期生・遠藤誠が2019年9月28日以来となるV。約2年7カ月ぶり、通算23度目の優勝を飾った。
湿走路で行われた優勝戦は、20線の外枠から遠藤が好スタート。0ハンから逃げる同期の北渡瀬充を2周4角でかわす速攻で完勝した。
「その節から最重ハンデじゃなく10メートル前になったし、Sが切れて展開がすごく良かった。ハンデと雨のおかげで優勝ができました」と笑みを浮かべた。それでも、「2節通しでの開催だったんですけど、優勝した次の節はハンデが最重ハンに戻り、雨が降らないからズタボロでしたけどね。晴れたら滑って、追っていく展開だときつかった」。滑りに苦しんだ前節は5、4、5、8着といいところなく終わった。
「前節が駄目だったので、レース場を出るときには『本当に優勝したのかなあ』と思っちゃったし、実感がまるでなかった。うれしさも半減でしたね」と苦笑い。
「でも、久々に優勝ができたし、セッティングを変えて、いいタイヤを見つけて久々にグレードレースで優出することを目指して頑張ります」と意気込んだ。
久々Vの美酒に酔った“エンマコ”が、19年のこの大会(6着)以来となるグレードレース優出をターゲットに定め、大会初日の2Rで始動する。(佐藤雄二)