3日目5Rの準々決勝Bは、川口の斎藤撤二が森谷隼人の2着に入り準決勝戦に勝ち上がった。
「いいSが切れたことが大きい。周りの人は空回りするのを用心していたんでしょうけど、自分はあまり空回りをすることがないから普通に切りました。でも、まさか篠崎さんをたたけるとは思いもしなかった。びっくりです」と“弾丸スタート”の異名をもつ篠崎実を一気にかわすS攻勢を繰り出し、笑みを浮かべた。
「最近試走タイムが出てもレースでは駄目な状態が続いていたから、前検日にピストンを換えました。初日にレースをした感じだと、欲しかったレース足が出てくれていた。跳ねもなかったし、晴れならタイヤを含めて初日のセッティングでいこうと思っています。まあ、気候も変わるだろうから、練習で動きを確認してみてですけどね。エンジンは問題がないから、あとはスタートですね。枠なりに切れればチャンスはあると思うので、クラッチを整備していきます」
大会4日目は11Rの準決勝に出走する。マシンは納得の仕上がりとなったGIレーサーが、2014年1月の川口開設記念GP(5着)以来となるGIベスト8入りを目指す。(佐藤雄二)