【ジャパンC】コントレイル・福永騎手一問一答「思ったより速い時計が出た」

2021.11.24 18:00更新

福永祐一騎手=栗東トレセン(撮影・岩川晋也)

 --きょうの追い切りを振り返って

 「矢作先生からの指示より(時計が4ハロン51秒0-12秒0と)速くなってしまったのですが、馬自身の走りとしては、非常にリラックスしていましたし、決して無理をさせたわけではなかったのですが、非常に速いタイムが出ましたね。走った後の息遣いも、ジョギングしてきた後みたいな感じでケロッとしていましたが、思っていたより速い時計になってしまいました」

 --天皇賞・秋に比べて状態面で伝わってくる印象は

 「天皇賞の時も非常にいいコンディションでしたけど、同じぐらいいい雰囲気できていると思います。休み明けのほうがいいタイプの馬ではありましたけども、中3週でもいつもと変わらないリフレッシュした雰囲気がありますし、すごく落ち着いていますので、状態面は何も変わらず臨めるのではないのかなと思います」

 --東京2400メートルという舞台は

 「ダービーを勝っている舞台ですから、全く問題ないと思います」

 --相手関係は

 「今年のダービー馬もいますし、GIで戦ってきた馬たちが多く出走するんで、簡単なレースにはならないと思います」

 --理想の枠順、位置取りは

「まだ具体的なイメージを作る作業には入っていないのですが、今年に入ってからゲート内での駐立が悪くなってきていますので、できれば偶数枠がいいなと考えています」

 --スタンド前発走ということに関しては

 「今年に入ってからゲート内での駐立が悪くなってきているのですが、外的要因によってのものではないです。あくまでコントレイル自身の問題で、高ぶりすぎるところがあるので。スタンド前発走が駐立に影響を及ぼすタイプではないと思います」

 --引退レースを迎えるにあたって、福永騎手にとってコントレイルという馬の存在は

 「騎手人生が終盤に差し掛かってきた中で、そういったタイミングで現れてくれた宝物のような存在です。無敗の3冠というのをプレゼントしてくれましたから。本当に特別な存在です」

 --今までで最も強さを感じたレースは

 「どのレースも印象深くはありますけど、やはりダービーでの勝利というのは圧倒的な強さを見せつけてくれましたからね。そういった走りを今回も見せつけられるように全力を尽くしたいなと思います」

 --コントレイルがデビューしてからおそらくもっともファンが集まるレースになる。ファンの前でどんな走りを披露したいか

 「ラストランなので、無敗の3冠馬として彼の名誉を守るためにも、勝って有終の美を飾りたいなと思っています。それをお客さんの前でも見せられることができればと思っています」

 --昨年の当レースが2着。福永騎手にとってジャパンCというレースは

 「世界に誇れるレースだと思いますし、世界のホースマンが注目するレースだと思いますので、日本一を決めるのにふさわしい舞台かなと思います」

 --コントレイルにこれまで関わってきた陣営、牧場の皆さまにひと言

 「ラストランが終わった後にゆっくり話し合えればと思っています。今はレースに集中していきたいです」

 --数々の名馬に比べてコントレイルに感じていることは

 「数々の種馬として活躍しているような馬にもまたがらせていただいてきましたけれども、いい乗り心地を持った馬です。(父の)ディープインパクトには僕は乗ったことがないですけども、頭の良さ、柔軟さ、そういったものが一番似ている馬なんじゃないかなと思います。無敗の3冠馬から生まれた無敗の3冠馬ということで、競馬史の中でもそういった存在というのは今後も含め、なかなか出ないんじゃないかなと思いますし、彼の背中を知っているということは、僕自身大きな財産になっています。今後は、種馬として活躍してくれると思うのですが、父の背中を知っているということを財産に思える能力だなと思っています」

 --今年のダービー馬、シャフリヤールとの比較は

 「シャフリヤールは素晴らしい馬で、ダービーのときよりさらに完成度は増しているとは思います。近年3歳馬や牝馬の活躍が特に顕著なのは、馬の能力が優れているというのは大前提にありますが、一番感じるのは斤量差かなと思っています。僕自身、スプリンターズSを3歳馬で勝つことができましたけど、昔と違って3歳馬の完成度がかなり高いので、昔から定められている斤量差は適当でないと感じています。今とやかくいうことではないですが」

 --最後にファンのみなさんへ

 「コロナ禍の中で生まれた3冠馬で、非常に暗い世界に光を差してくれた存在だと僕自身は感じていますし、個人的には無敗の3冠をプレゼントしてくれた特別な存在で、僕にとってはスーパースターです。この次の舞台は彼にとって非常に重要な舞台が控えていますけど、競走馬コントレイルとしての最後が一番いい形で締めくくれるように最善を尽くして騎乗したいなと思います」

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