【サウジアラビアRC】コマンドライン無傷連勝 国枝師「ダービーまであと何日?」

2021.10.10 04:48更新

デビューから無傷の連勝でサウジアラビアRCを制したコマンドライン(撮影・奈良武)

 サウジアラビアRCが9日、東京競馬場で7頭で争われ、ルメール騎乗の1番人気コマンドラインがスローペースを読み切って早めに2番手に押し上げて押し切った。これで2戦2勝。来春のクラシックに向けて新星が誕生した。2着ステルナティーア、3着スタニングローズで、馬主サンデーレーシングの1~3着独占だった。

 期待の大器が無傷の連勝を決めた。1番人気のディープインパクト産駒コマンドラインが青鹿毛の馬体を力強く弾ませ、重賞初制覇を飾った。

 「2回目の競馬なので後ろで競馬したかった。ペースが落ち着いたのでポジションを上げていったけど、ゴールまで反応して伸びてくれたね」

 ルメール騎手は“競馬を教えながら勝つ”というコマンド(指令)を実行。それに馬があっさり応えてみせた。前半3ハロン37秒7の超スローペースでも無理なく折り合い、3コーナー手前で合図が出ると2番手まで進出。まだ2戦目にもかかわらず、鞍上の意のままに立ち回った。

 「操作性はもともと高いし、距離が延びても大丈夫。ダービーまであと何日だっけ?」。期待通りの結果に、国枝調教師の口調も滑らか。来春のクラシックを目指し、無敗街道を突き進む。(板津雄志)

★9日東京11R「サウジアラビアRC」の着順&払戻金はこちら

 ★7着まで人気通りに入線…今年のサウジアラビアロイヤルCは、1着から7着まで単勝人気順通りに入線した。1984年のグレード制導入以降のJRA重賞で、7頭全頭が人気順通りに決着したのは初。これまでの最多はミホシンザンが勝った87年AJCCの6頭立てだった。

 ■コマンドライン 父ディープインパクト、母コンドコマンド、母の父ティズワンダフル。青鹿毛の牡2歳。美浦・国枝栄厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績2戦2勝。獲得賞金4025万2000円。重賞は初勝利。サウジアラビアロイヤルCは国枝栄調教師が初勝利。クリストフ・ルメール騎手は2018年グランアレグリアに次いで2勝目。馬名は「キーボードだけで操作する画面上の入力行(IT用語)」。