【リレーコラム】東京サンスポ~緊急事態宣言延長で無観客開催が続くGIシーズンby片岡良典

2021.5.10 17:50更新

無観客で開催されている東京競馬場

 9日に東京都府中市の東京競馬場で行われたNHKマイルC(GI、芝1600メートル)は、ドイツ産馬シュネルマイスターが優勝した。2着はハナ差で牝馬のソングライン。勝ちタイムは1分31秒6(良)で、その差はわずか数センチの接戦だった。いい天候で、夏日一歩手前で汗ばむくらいの陽気だった。新緑の季節を迎えて行楽地に行くには最高なのだが…。新型コロナウイルスのせいで、全ての歯車が狂っている。

 東京都などに発令されている緊急事態宣言は当初は11日までだったが、31日までの期間延長が先日、決まった。政府は人流の抑制や飲食店への休業や時間短縮を要請しているが、お願いばっかりでそれ以上のことはどうなんだ? と思っている国民は少なくないはず。11日までという期限も「どうせ、新規感染者数が減らなければ、5月末まで延長するんでしょ」と思っていた国民がほとんどだろう。記者もその一人だ。

 競馬は中京、新潟は人数制限を設けて有観客開催をしているが、GI真っただ中の東京は無観客。せっかくいいレースが行われているのに、ファンの姿がないのは何とも歯がゆい。

 緊急事態宣言延長でも政府はイベントの開催制限に関して、収容人員1万人超の施設は5000人までOKという方針を打ち出している。

 これを東京競馬場に当てはめれば、最多5000人まではファンを入れてもいいと解釈できる。今週末から有観客開催も可能ではないだろうか。もし、可能ならヴィクトリアマイル、オークス、そして競馬の祭典・日本ダービーも、大きな声で声援できなくても拍手や、スタンディングオベーションなどのパフォーマンスはできる。

 さあ、どうするJRA。どんな判断をするのかと思っていたら、10日夕方にHPで15日から東京でも事前に指定席券を購入したファンを入場させると発表があった。1日あたりの発売席数は4423席。GI当日に大観衆が詰めかける今までのような光景はまだ先になるが、2年連続でオークス、ダービーが無観客という事態は避けられそうだ。出口が見えないコロナ禍で、我慢や辛抱は必要だが、気持ちが前向きになって明るくなる材料があれば少しぐらいは頑張れる。よし、オレも気持ちを引き締めてモチベーションを上げていこう。

片岡良典(かたおか・よしのり) 東京サンスポ記者 

取材・直感

本命時々大穴

単複・馬連

プロフィル

1968年生まれ、京都出身。3年間の牧場勤務を経て、94年3月から関東競馬エイトの想定班でデビューし、2001年5月から東京サンスポに移籍。現在は若手に「働け~」と檄(げき)を飛ばしながら自身も老体にムチ打つ? 目標は水戸万助先輩のように70歳まで現役記者!

予想スタイル

子供の頃から根っからの競馬オタク。これが案外武器になる。コテコテの関西弁で昭和の匂いを漂わせながら「どうなん? ええの? 勝負になるの?」とせっせと独自のスタイルで取材を重ねる浪漫人情派。勝ってほしい馬に◎が本音。馬券は単勝、複勝が基本であとは馬連を少々。

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