【われかく戦う】川田激白!クリソベリル「日本で負けていい馬ではない」

2020.12.1 05:00更新

昨年の王者クリソベリルとコンビを組む川田騎手。日本のダート界最強という誇りを胸に、連覇に挑む

 秋のGIは1番人気が7連勝と期待に応え続けるなか、今週はダート王を決めるチャンピオンズCが中京競馬場で行われる。主役は国内で8戦無敗を誇り、秋初戦のJBCクラシックでGI4勝目を挙げたクリソベリル(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)だ。コンビで7戦7勝の川田将雅騎手(35)=栗東・フリー=が前走を振り返るとともに、史上2頭目となる連覇への意気込みなどを語った。(取材&構成・鈴木康之)

 --前走のJBCクラシックは好位3番手から抜け出して快勝

 「パドック、返し馬で、問題なく競馬で走れるなと感じました。より安心して競馬を組み立てることができましたし、秋初戦を無事に終えることができたのが何よりです」

 --春と比べての成長は?

 「馬体に少し芯が入ってきた感じです。まだまだ成長している最中なので、その日の状態にもよりますが、乗った感覚としては、体幹が少ししっかりしてきた印象です」

 --540キロほどの大型馬。どんな乗り味?

 「数字通りのボリュームで、パワーがあり、戦車みたいですね。でも素軽さもあり、とにかく総合力が高く、圧倒的なポテンシャルを持っています。それが、成績に表れていますね」

 --通算9戦8勝、国内では8戦8勝と底を見せていない

 「今は新型コロナウイルスの影響もありますが、本来なら日本を代表して世界を相手にしなければいけない馬。無事に競馬をしていく中で、日本で負けていい馬ではないと思っています」

 --川田騎手とのコンビでは、GI4勝を含む7戦7勝

 「サウジC(7着)で出遅れていたように、ゲートは好きではなく、常に課題ではありますが、それ以外は調教やレースの中でひとつひとつクリアしながら、どんな流れにも対応できるようなレース運びが可能になってきました」

 --今回のレースのイメージは?

 「この馬の競馬をして、気持ちよくゴールにたどりつければと思っています。いつも通り、すべきことひとつひとつをきっちりクリアしていきながら、気持ちよく競馬ができれば、素晴らしい走りを見せてくれると信じています」

 --昨年は3歳でこのレースを制覇。連覇が懸かる

 「僕はオメガパフュームやチュウワウィザードなど、それ以外にもたくさん今現在のダート界のトップクラスの馬たちに乗せていただき、そのレベルの高さを肌で感じています。その中で、クリソベリルは圧倒的な走りを見せてくれていますからね。チャンピオンホースとして挑戦を受ける立場ですし、日本のダート界にとっても特別な馬だと思います」

 ○…クリソベリルはトレセン全休の11月30日の朝、栗東の自厩舎で静養した。濱田助手は「前走後は疲れもなかったし、放牧で気分転換を図り、問題なく順調にきています。そんなに際立って時計が出る馬じゃないし、1週前もいつも通りしっかり追えていますからね。緩さが解消されてきましたし、馬体も充実しています」と話した。

川田 将雅(かわだ・ゆうが)

 1985(昭和60)年10月15日生まれ、35歳。佐賀県出身。2004年3月に栗東・安田隆行厩舎からデビュー。13、14、19年にJRA賞最高勝率騎手、16年に特別模範騎手賞を受賞。同年にマカヒキで日本ダービーを制した。JRA通算1538勝、重賞はGI13勝を含む91勝(11月30日現在)。金曜付の競馬面でコラム『Youthful Days』を連載中。

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