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2021.7.30 05:00

【門田光生の笑う門(田)には福きたる!】YJS始まる

飛田愛斗騎手(提供・佐賀県競馬組合)

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「YJS、始まる」

7月20日、佐賀競馬場でヤングジョッキーシリーズ(YJS)の第1戦(西日本地区)が行われた。昨年同様に開催時期が少し遅くなったものの、ひとまず無事に始まって何より。若手騎手の貴重な交流の場であり、また全国にアピールする絶好の機会でもある。先輩、後輩にかかわらず、取り込めるものは何でも吸収して、今後の騎乗に生かしてほしいものだ。

第1戦は佐賀で行われたということもあり、やはり注目は地元の飛田愛斗騎手が集めた。先日、デビューから最速で100勝を達成した将来有望な若手である。2鞍とも1番人気の馬に騎乗という運にも恵まれたが、初戦をきっちりものにしたのはさすがである。このシリーズは1位のポイント配分が大きいので、1つでも勝ったことは、ファイナルラウンド進出に向けて大きなアドバンテージとなるはずだ。

昨年行われた東日本(盛岡)、西日本(園田)の第1戦を調べてみると、両方とも地元騎手とJRA所属の騎手が馬券に絡んでいた。地元騎手に関しては、当然ながら地の利が大きいのだろう。一方のJRA所属騎手だが、単純に腕の差というよりも、多くの競馬場を経験していることが強みになっているのではないか。そう考えると、地方所属の若手にとって、自場以外の競馬場でレースができるのもまた、スキルアップにつながるはずだ。

ところでこのシリーズ競走、昨年までだと2レース続けて行われたり、1レースあけて行われたりと、競馬場ごとでまちまちだった。勝った騎手は感触を覚えているうちにすぐにでも次の騎乗へ移りたいだろうし、負けた騎手は反省と冷静さを取り戻すための時間が必要かもしれない。果たしてどちらのパターンを好む騎手が多いのか、機会があれば聞いてみたいものだ。

■門田 光生(かどた・みつお) 競馬専門紙で約20年、トラックマン兼編集部主任として在籍し、現在はサンスポZBAT競馬!にて本紙(名古屋、笠松、金沢)を担当。ダート馬のつもりで出資したクラブ馬が先日、初芝で快勝。何年経っても見る目がないと嘆くアラフィフおじさん。