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2019.9.5 04:58

【南関散歩道】トキノパイレーツ~町田直希騎手が重賞初Vに導く

 8月22日に川崎競馬場で行われた『第16回スパーキングサマーカップ』(SIII、サラ3歳上、ダート1600メートル)で、トキノパイレーツ(牡4歳)=川崎・八木正喜厩舎=が重賞初制覇を達成した。

 鞍上の町田直希騎手は「久々に重賞を勝ててうれしい」と、2014年川崎マイラーズ以来の戴冠に感慨深げ。ただ、「何よりもトキノパイレーツと勝てたのがよかった」と、コンビを組んで通算5戦目だった相棒を勝利に導いた喜びの方が大きかったようだ。

 それもそのはず。同馬はJRAで2勝を挙げ、昨年8月に南関東に転入。初戦の準重賞『芙蓉賞』を完勝し、本番の『サンケイスポーツ盃・戸塚記念』では堂々の1番人気(2着)に推された実力馬だ。いずれも同騎手が手綱を取っていた。その後は堅実な走りを見せる半面、タイトルには手が届かずじまいで、3走前からコンビが復活。思い入れの強い馬だけに喜びもひとしおだったのだろう。成長ぶりに目を細める。

 「以前は適距離をつかめていなかったけど、マイルが安定して走れると分かった。あとはトモ(後肢)が成長したことでゲートの出が良くなった。4歳の秋になり、さらに成長しているように感じるし、今回の勝利で今後の楽しみがより大きいね」

 ジョッキー自身、今年は南関リーディングで上位10人の中に名を連ねているように、充実した一年を送っている。人馬ともに飛躍の年を迎えているだけに、今後の活躍から目が離せない。(垣見)