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2021.11.25 05:00

【レーサーストーリー】鈴木雄一朗

鈴木雄一朗

鈴木雄一朗【拡大】

 インカレ3連覇など、鈴木雄一朗は輝かしいアマ歴を引っ提げてプロ入りした。競輪学校の競走訓練では52勝を挙げて総合1位。卒業記念レースも制し、将来が嘱望されたが、持病の腰痛に悩まされてS級定着はならず。屈辱のチャレンジ陥落も経験した。

 「大学のころにギックリ腰をやって、その後の無理が蓄積した感じですね。自転車に乗るのはいいけど、私生活で立ったり座ったりが辛く、ひどいときはレーサーパンツも履けないくらいでした」と苦難の日々を振り返る。3年前に腰を手術。完治はしていないが、最近は自分に合ったトレーナーについてケアし、体調は上向いているという。

 約3年半ぶりの特選シードとなった前回の松戸は、初日に逃げて3着に粘り込んだものの、準決勝は内に詰まって7着。最終日は一般戦回りとなったが、前日の失敗を教訓に積極的に主導権を取って逃げ切った。

 「チャレンジに落ちたことを考えたら、よくここまで戻ってこられたと思う。腰痛とはこれからも付き合っていくしかないけど、もう一度S級に上がりたいですね」。地獄を見た男が、本気で巻き返しを狙う。

 ■鈴木 雄一朗(すずき・ゆういちろう) 1984(昭和59)年8月23日生まれ、37歳。東京都国分寺市出身。日本大学を卒業後、技能試験免除で日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)に94回生として入校。在校成績は80戦52勝で総合1位。卒業記念レースでも優勝した。デビューは2008年7月の京王閣=(1)(2)〔1〕着)。通算成績は1035戦277勝、2着109回、3着63回。優勝30回。169センチ、83キロ。血液型A。

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