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2021.7.18 22:05

【サマーナイトF】ダービー王・松浦悠士が大会初V

ダービー王・松浦悠士が函館の夏の夜を完全制圧した

ダービー王・松浦悠士が函館の夏の夜を完全制圧した【拡大】

 気迫の追い込み-。ダービー王の松浦悠士(30)=広島・98期=が、盟友・清水裕友の番手から抜け出して大会初V。夏の“夜王”に輝き、優勝賞金1173万円(副賞含む)を手にした。また、「ガールズケイリンフェスティバル2021」は石井寛子(35)=東京・104期=が3番手から突き抜け、2018年以来、2度目の大会Vを飾った。

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 ダービー王に新たな称号が加わった。清水が赤板過ぎからレースを動かすと、岩本-佐藤が打鐘前から先制して中四国勢には絶好の展開に。岩本が懸命に抵抗したが、清水の2角まくりに乗った松浦が直線一気に突き抜けてV。大会初制覇で“夜王”の座についた。

 「清水君の今回のデキならしっかり仕掛けられるだろうなと思った。ここでいくかって感じで、ピリピリしていたんですけど。踏む判断とか内をあけすぎたかなとか、いろいろ考えさせられることはありましたね」

 6月の高松宮記念杯決勝は逆の並びだったが、ラインから優勝者を出せず涙をのんだばかり。その後の記念ではともに二次予選敗退と、長いスパンで主役を張ってきた勤続疲労が心配されたが、中国ゴールデンコンビが再び“威光”を取り戻したことで、見事に戦国ムードを吹き飛ばしてみせた。

 「グランプリは取りたいって思っていますけど…。最多獲得賞金を更新していきたいっていうのは、昨年から思っていることなので。それでも、あくまで自分の走りをしつつ、結果が出ればいいなとは思っていますね」

 次なる大舞台・連覇が懸かる8月オールスターには東京五輪組の脇本雄太らも出場予定。「郡司君なり脇本さんや新田さんとかと比べると、脚力の面でちょっと劣っているというのは常々感じているので。もっともっとレベルアップしないと」。真価が問われる大一番に向けて、輝きを取り戻した究極のオールラウンダーはさらなる進化を誓った。 (小橋川寛)

■松浦悠士(まつうら・ゆうじ) 1990(平成2)年11月21日生まれ、30歳。広島県出身。広島工高卒業後、98期生として2010年7月に熊本でデビュー((1)(3)〔2〕着)。ビッグレース優勝は、2019年11月のGI競輪祭、20年3月のGIIウィナーズカップ、同8月のGIオールスター、今年5月のGI日本選手権。サマーナイトフェスティバルは初制覇。通算成績は972戦、277勝、2着180回、3着136回。通算獲得賞金は5億6516万8511円。168センチ、73キロ、血液型O。