競輪:ニュース競輪

2020.2.27 04:57

【レーサーストーリー】藤田まりあ

藤田まりあ

藤田まりあ【拡大】

 デビューから8カ月。まだ慣れないことも多いが、悩みながらも懸命に前へ進もうとしている。

 中学3年生のときに参加したガールズサマーキャンプで加瀬加奈子らガールズ選手に憧れを抱き、競輪選手になることを決意。高校から自転車競技を始めるとすぐに才能が開花し、500メートル・タイムトライアルとケイリンで高校生の頂点に立った。だが、プロの世界は甘くはなかった。

 「うまく流れに乗れているときは結果もいいんですけど、レースの組み立てがまだ下手で。それが課題ですね」

 競輪学校(現・日本競輪選手養成所)で脚力を磨き、昨年7月にデビュー。10月の弥彦(ミッドナイト)では、女王・児玉碧衣を相手に初優勝を飾り、3連単40万円超えの大波乱を演出した。そのまま勢いに乗りたかったが、持ち味を発揮できない日々が続いた。さらに今年初戦の豊橋(ミッドナイト)では、腰痛で2日目以降の欠場を余儀なくされた。

 「人生初のぎっくり腰になってしまって、治るのに時間がかかりました。40日もあいたので、レース勘も鈍ってしまって」

 復帰戦となった今月の小倉は3日間とも着外。前回の西武園(モーニング)では、予選1で2着に入りながらも予選2でまさかの7着に敗れ、地元で決勝進出を逃した。それでも落ち込んでいる暇はない。

 「兄がデビューするまでには、もっと安定した走りができるようになりたいですね。切磋琢磨し合えるような選手になれるよう頑張ります」

 2歳上の兄・周磨が3月に養成所を卒業する予定で、“先輩”として負けたくない気持ちもある。まだ19歳。伸び盛りの藤田が一歩ずつステップアップを遂げていく。

 ■藤田 まりあ(ふじた・まりあ)2000(平成12)年3月21日生まれ、19歳。埼玉県出身。県立浦和工業高校卒業後、19年7月に116回生として大宮=(7)(3)(7)着=でデビュー。通算成績は41戦3勝、2着4回、3着5回。156センチ、58キロ。血液型A。