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2019.10.4 08:47

競輪システム障害で開催中止 3日、4日の松戸は順延

滝澤正光杯の初日が行われる予定だった松戸競輪場の入口

滝澤正光杯の初日が行われる予定だった松戸競輪場の入口【拡大】

 3日、競輪の発売システムに大規模な障害が発生し、開催を予定していた松戸競輪GIII初日は中止順延。西武園、豊橋、別府競輪の最終日は、いずれも開催打ち切りとなった。また、4日の開催についても、初日を迎える予定だった函館、玉野を含めて中止順延が決定。きょうは全国で競輪開催が行われない。

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 この日は未明から不具合が発生。本場や場外でオッズデータの提供ができなくなり、競走成績や番組編成の入力処理も不可能となった。3日の中止が決まり、復旧に向けた作業が行われたものの、午後7時近くになって4日の開催も中止が決定した。原因は調査中。このトラブルの影響によって、オートレースでも一部場外発売が中止となった。

 ◆笹部俊雄JKA会長 「お客さまならびに関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。業界を挙げて再発防止に努めてまいります」

 システムトラブルで最も大きな打撃を受けたのは、GIII『千葉競輪開設70周年記念 滝澤正光杯in松戸』(令和元年台風15号に伴う復興支援)初日が予定されていた松戸競輪場だ。

 同競輪場では午前7時20分にシステム障害の第一報を確認。その後、関係者が協議して同9時に3日の中止が正式に決まった。JKAから選手代表に説明されたうえで、館内放送によって選手に中止を告知。日本競輪選手会千葉支部長を務める中村浩士(41)=79期=は、「起こってしまったことは取り返せない。今後はこういうことがないように努めていかないと」と苦渋の表情で口にした。

 入場門には開催中止・順延の立て看板が置かれ、最寄りのJR北松戸駅では開催中止を知らずに下車したファンに警備スタッフが丁寧に説明する場面も。ファンからは「楽しみにしていたのに残念だ」、「悪天候での中止ならともかく、システム障害では納得がいかない」との声も上がっていたが、大きな混乱は見られなかった。

 その後、午後7時近くになって西武園などの3場は打ち切りとなったが、松戸は順延という形をとった。今後の開催については、継続して話し合いが行われる。2日間の順延となると、決勝は8日。多くの有力選手が参戦を予定しているGI寛仁親王牌競輪(前橋競輪場、11~14日)の前検日(10日)を中1日で迎えるタイトな日程になるため、難しい決断を迫られることになる。