中央競馬:予想予想

2019.7.13 16:32

【デスクの競馬手帳】日曜函館11R

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 先週の金曜日、英国の競馬メディアに訃報が掲載された。79歳でその生涯を閉じた競馬評論家ジョン・マクリリック氏についてだ。奇抜な風貌(ファッションも含む)と、トレードマークの葉巻で、その存在はどこにいても異彩を放った。

 かつてはジャパンCに毎年のように来日。弊社が誇る名物の穴党、佐藤洋一郎記者と語り合うシーンを何度も見かけた。思えば洋一郎さんもハンチング帽子をトレードマークにしたひげ面で、言動が物議をかもすところも(?)よく似ている。そう、マクリリック氏の生涯もまた、トラブルの連続だった。

 違法のブックメーカー業務に携わったことに始まり、その後は紆余曲折を経て評論家に転身。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いが支持され、テレビで人気を博した。晩年は、長年務めた解説者としてのポジションを外されて訴訟を起こすなど騒動もあったが、肺がんを患ってからは恰幅(かつぷく)の良いかつての容姿とはほど遠い“激やせ”。ロイヤルアスコット開催を見届けたかのようなタイミングで波瀾万丈の人生に幕を下ろした。

 競馬界にも評論家は少なからずいるが、“歯に衣着せぬ”といえる評論と、実情や立場を考えず好き放題に言うだけの自称・評論家には雲泥の差がある。マクリリック氏のような評論家は希少な存在だった。問題を起こすことまでポジティブに扱うことはできないものの、多くのファンや同業者たちがその死を惜しんでいるあたりに、いかに大きな存在だったかがうかがえる。あの葉巻姿が懐かしい。ご冥福をお祈りする。

 【函館11R・函館記念】 洋一郎先輩と双璧をなす穴党の水戸正晴記者が赴いた函館競馬場。どんな穴馬を推奨してくるのか楽しみにしているが、当方が狙うのは前哨戦の巴賞を制した◎⑫スズカデヴィアスだ。

 実は今週、懇意にしている某調教助手から1通のメールが届いた。「59キロで勝った後に57.5キロで走った馬っているんですか?」。なるほど、確かにこれは珍しい。別定重量の巴賞を酷量で勝ったとはいえ、ハンデ戦においては過去の戦績をもとに算出された負担重量になる。気になって調べてみたところ、過去10年で1例だけあった。2011年にテレビ愛知オープンを59キロで勝った後、CBC賞に挑んだヘッドライナーだ。

 そのヘッドライナーは、テレビ愛知オープンで12番人気という低評価。重賞Vの実績がありながら、不振続きのうえ59キロとあって伏兵の評価となった。13番人気で巴賞を制したスズカデヴィアスと重なる状況だ。で、そのヘッドライナーは続くCBC賞でも4番人気にとどまりながら、2着と奮闘。59キロでの好走がダテではないことを証明した。スズカデヴィアスもまた、前哨戦を勝っていながら評価は今ひとつ。馬券的にも狙い目ではないか。

 管理する橋田満調教師は、ここを勝てば史上7人目のJRA全10場重賞制覇を達成する。ちなみにスズカデヴィアス自身は全10場で重賞出走という偉業をすでに達成しており、こうしたタフで息長く活躍する管理馬を育て上げる橋田師の手腕には敬意を抱かずにいられない。騎乗する勝浦正樹騎手といえば14番人気のクラフトマンシップで函館記念を制したことも思い出される。Vの資格は十分に満たすはずだ。

 昨年は7歳馬がワンツー、2011年には8歳、10歳、8歳馬が上位を独占したように、高齢馬の活躍が目立つレース特徴にも合致する。父キングカメハメハの種牡馬引退が決まったこのタイミングで、区切りのデビュー40戦目を迎える古豪が前走に続く激走を見せると判断した。このレースはあれこれ考えてはいけない。連は強弱をつけての総流しだ。

《馬連》
 ⑫-①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑬⑭⑮⑯ 各400円
 ⑫-①④⑤⑥⑧⑩⑭⑯ 各500円

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プロフィル

東京都出身。現場記者を10年以上務めたのも昔の話。現在は社内で出稿作業やツイッター更新などの業務に携わる。馬券はよく当たるけど、当たったぶんも突っ込んでよく負ける。3競オート何でも来い。趣味は旅打ち。

予想スタイル

現場から離れた今は、記者からの情報収集にいそしみ、自らデータを調べ、血統知識を加えて勝負。天気、展開も重視。要するにアンテナを全方位に張ります。

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