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2022.3.4 05:00

「感謝」の第一歩!今村聖奈が新人最多の土日10鞍騎乗

土曜の阪神競馬でデビューする今村聖奈騎手

土曜の阪神競馬でデビューする今村聖奈騎手【拡大】

 今週末、東西で新人騎手と新規開業調教師がデビューする。注目はJRA史上10人目、現役4人目の女性ジョッキーとなる今村聖奈騎手(18)=栗・寺島。同期で最多の10鞍の騎乗依頼を受け、憧れの舞台を目前に感謝と決意の言葉を口にした。

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 夢の舞台へニューヒロインが目を輝かせる。今村聖奈騎手が、藤田菜七子、古川奈穂、永島まなみ騎手に続く現役4人目のJRA女性ジョッキーとして、5日の阪神競馬場でデビューを迎える。今年の新人騎手で最多となる土日計10鞍の騎乗依頼を受け、感謝の言葉と抱負を口にする。

 「2場開催の中、たくさん乗せていただいて、ありがたいです。寺島先生、周りの関係者の方々、お父さんに感謝しています。簡単ではありませんが、期待に応えたい気持ちは強いです」

 2001年のJ・GI中山大障害をユウフヨウホウで制した元騎手の父・康成さんの背中を追ってジョッキーを志した。常に笑顔を絶やさない明るい性格。周囲と積極的にコミュニケーションを取り、武豊騎手や福永騎手など憧れの先輩にアドバイスを求める。テレビはグリーンチャンネルしか見ないほど人一倍強い競馬愛を持ち、日々向上を惜しまない。武豊騎手の騎乗姿勢にほれ込み、「なるべくきれいな姿勢で乗るように見せたいです」と思い描く。

 注目のデビュー戦は、土曜1Rのリンギングフォン。初戦は5着で、調教に騎乗して感触を確かめている。前走2着ヒラボクロマネ(日曜2R)や、前走1着カサデガ(土曜12R)など、勝利が期待できるラインアップがそろう。

 これまでに緊張した経験がないという強心臓の18歳。持ち前の負けん気の強さで、偉大な先輩たちを超えてみせる。(斉藤弘樹)

 ◆師匠の寺島調教師「馬乗り自体は上手だと思います。負けず嫌いなところは感じるので、レースでいい方に出てくれればですね。あとは競馬にいって、追ったときにどうか。4キロ減があるのは間違いなくプラスになるし、それを生かして思い切った騎乗をしてほしいです」

【胸躍るルーキーズ】

 <美浦所属>

 ◆佐々木騎手「ワクワクもあるけど、ドキドキの方が強いですね。競馬の流れになるべく早く慣れたいです。他のジョッキーに迷惑をかけるかと思いますが、負けたレースから勉強していろんな面で吸収できれば。新人賞を取りたいです」

 ◆土田騎手「早く競馬に乗ってみたいという楽しみな気持ちはありますが、どんなレースになるのか不安もあります。(尾形和)先生からは『全力で追ってこい』と言われています。将来は地元(福島)の重賞を全部勝てるようなジョッキーになりたいです」

 ◆西塚騎手「レースには不安も楽しみもあります。ここへきて改めて先輩方の偉大さを感じますし、早く近づいていけるようにしたいです。競馬で自分の持ち味を見つけていければ。勝ちたいレースは凱旋門賞、日本ダービーです」

 ◆水沼騎手「やっと普段の帽色(赤白の染め分け→黄色)が変わってジョッキーになったことを実感しています。デビューが近づくにつれて緊張感も増しますが、落ち着いて精いっぱい乗りたいと思います。初騎乗初勝利を目指して頑張ります」

 <栗東所属>

 ◆大久保騎手「不安な気持ちもありますし、ジョッキーとしての流れもまだわかっていないので、まずは慣れることを考えたいです。バランスの良さは池添学先生(調教師)にも褒められるところなので、そこを生かして馬に合った乗り方ができればと思います」

 ◆川端騎手「まずは競馬に慣れること、それができれば結果もついてくると思っています。当日は緊張してしまうと思いますが、できるだけ冷静に、レースに集中して、焦らずに乗っていきたいです」

 ◆小牧加騎手「今週は残念ながら乗り馬はありませんが、自分で今、6頭新しい(障害)馬をつくっています。焦らず、自分のつくった馬で頑張って乗っていきたいです」

 ◆鷲頭騎手「千田調教師はじめ、たくさんのいい厩舎の方々に調教に乗せてもらって、いい馬の背中を教えてもらっているので、それを競馬につなげたいです。(今週末の)4鞍の中で見せ場を作って、たくさんの方に名前を覚えてもらえればと思います」

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