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2022.2.28 16:37

【弥生賞ディープインパクト記念】レース展望

ドウデュースは派手さはあまりないが、追って確かな末脚と競り合いに強い勝負根性が魅力だ

ドウデュースは派手さはあまりないが、追って確かな末脚と競り合いに強い勝負根性が魅力だ【拡大】

 今週からクラシックに向けてのトライアルレースがスタートする。中山の日曜メインは弥生賞ディープインパクト記念(3月6日、GII、芝2000メートル)。1~3着馬に皐月賞(4月17日、中山、GI、芝2000メートル)への優先出走権が与えられる。昨年は1着タイトルホルダーが菊花賞V、2着シュネルマイスターがNHKマイルC優勝とGI戦線で大活躍。今年は登録12頭ながら粒ぞろいの俊英が顔をそろえた。

 昨年の最優秀2歳牡馬ドウデュース(栗東・友道康夫厩舎)が今季初戦を迎える。昨年は新馬戦、アイビーS、朝日杯フューチュリティSとデビューから無傷の3連勝。武豊騎手に22回目の挑戦で悲願の朝日杯制覇をもたらした。派手さはあまりないが、追って確かな末脚と競り合いに強い勝負根性が魅力だ。2月9日に栗東に帰厩し、1週前追い切りはCWコース6ハロン79秒0-11秒3の好時計で僚馬2頭に先着した。「相変わらず動きはいいし、体もたくましくなった感じがする。器用さがあるので中山も全く問題ない」と鞍上は初コースも意に介していない。1800メートルで2勝の実績を考えれば2000メートルも心配ない。無傷のV4を飾り、本番でライバルたちを待つ。

 ジャスティンロック(栗東・吉岡辰弥厩舎、牡)は前走・京都2歳Sで重賞初制覇。後方追走から一気にまくり上げ、最後までしぶとく脚を使って勝ち切った。前走後はGIに向かわず休養し、クラシックに備えてきた。栗東CWコース追いで3週連続して最先着と態勢は万全だ。「見た目にもトモ(後肢)のボリュームが増しました。無駄な肉が削がれて、必要なところにしっかりついています。きれいなストライドで大きく跳べています」と吉岡調教師は納得の表情。阪神で2勝を挙げているだけに中山の急坂も合いそうなイメージだ。

 マテンロウレオ(栗東・昆貢厩舎、牡)はハナ差の接戦を制してきさらぎ賞V。稍重の馬場状態を考えれば2分0秒5の勝ち時計も優秀だ。一旦放牧に出すプランもあったが、引き続き状態がいいため中3週でここへ。23日には栗東坂路で自己ベストの4ハロン51秒6を叩き出すなど充実一途だ。昆調教師は「力をつけてきて走りにばらつきが少なくなった。少しずつ成長している」と目を細める。強敵ぞろいのここでも好結果が出ればもう本物だろう。

 インダストリア(美浦・宮田敬介厩舎、牡)は未勝利、ジュニアCを連勝。上がり3ハロン33秒台前半の末脚は破壊力抜群だ。1週前追い切りでは左側のみのチークピースを着用し、ササり癖対策にも余念がない。マイル重賞3勝ケイデンスコールの半弟だけに2000メートルの克服が鍵になるが、伯父バランスオブゲームは2002年の優勝馬。初距離でもこなせていい。

 リューベック(栗東・須貝尚介厩舎、牡)は出世レースとして名高い若駒Sを逃げ切ってきた。まだ若さを残す現状だが、GI2勝ディアドラの全弟で成長力は折り紙つき。さらなる相手強化でも侮れない。

 ラーグルフ(美浦・宗像義忠厩舎、牡)は芙蓉S優勝、ホープフルS3着とこの舞台での好走実績が光る。ひと息入れて精神面での成長がうかがえるだけに再び上位に肉薄してきそうだ。

 中山で2戦2勝のアスクビクターモア(美浦・田村康仁厩舎、牡)や京成杯2着のロジハービン(美浦・国枝栄厩舎、牡)といったコース巧者も一発の可能性を秘めている。

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