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2022.1.13 04:57

【京成杯】ホウオウプレミア破格の時計で極上追い

岩田康騎手の闘魂注入に応え、ホウオウプレミア(左)がラスト1ハロン10秒8とはじけた(撮影・塩浦孝明)

岩田康騎手の闘魂注入に応え、ホウオウプレミア(左)がラスト1ハロン10秒8とはじけた(撮影・塩浦孝明)【拡大】

 京成杯の追い切りが12日、東西トレセンで行われ、美浦では百日草特別2着のホウオウプレミアが、岩田康騎手を背にWコースでラスト1ハロン10秒8をマーク。迫力満点のフィニッシュで本紙調教評価は最高の『S』となった。2019年のセレクトセールで2億7000万円(税抜き)で落札された期待馬が、重賞初Vへ上々のムードだ。

 いてつく強風をものともせず、パワフルに疾駆した。百日草特別でクビ差2着のホウオウプレミアが美浦Wコース3頭併せで一杯に追われ、6ハロン84秒6、ラスト1ハロンは10秒8と破格のタイムをマーク。調教評価は堂々の『S』で、この追い切りのために美浦に駆けつけた岩田康騎手の手応えも抜群だ。

 「ちょっと追っただけ。道中、追い出し、全部が大人になっている。他の馬と比べてイライラしないし、マイペース。道中で掛からないから攻められる」

 前の2頭を眺める形で後方からスタート。3コーナー過ぎで一気に差を詰めると、直線は鞍上のアクションに応え、最内から豪快に脚を伸ばした。馬なりの中サーマルウインド(3歳1勝クラス)と、ゴール前で仕掛けられた外クールキャット(古馬オープン)に半馬身先着でフィニッシュ。重馬場もなんのその、ダイナミックな脚さばきを披露した。

 岩田康騎手とは前走で初コンビ。惜敗に終わったが、メンバー最速の上がり3ハロン33秒1を繰り出した内容に、JRA重賞100勝を誇る名手はほれ込んだ。「乗り難しくないし、ケチをつけるところがない馬。どんなレースもできるし、距離が延びても問題ない。ここを勝って、無事にダービーに行ければ」。3月に48歳となる“年男”。今年はこの馬で勝負をかけるつもりだ。

 見守った奥村武調教師は「まだ気難しくて子供っぽいから、もっとどしっと構えてほしい。そんな段階でも、競馬ではいい形で走れている。相手が強いので、どこまでやれるか」と慎重な姿勢を見せつつ、「直線の伸びは思ったより良かった。以前よりウッドで動けるようになってきた」と確かな成長を感じている。

 「これだけの期待馬に乗せてもらえる以上、こっちは結果を求めないといけない。勝たなアカン! 見とけよ!」

 最後は気合十分に締めくくった岩田康騎手。一昨年のセレクトセール当歳で2億7000万円(税抜き)の値が付いた超良血馬にとって、ここが試金石の一戦になる。 (三浦凪沙)

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