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2022.1.13 16:20

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(192)~52キロの愛知杯で一発狙います・スライリー

ハンデ52キロの愛知杯で一発を狙うスライリー

ハンデ52キロの愛知杯で一発を狙うスライリー【拡大】

 先週のフェアリーSでライラックが期待に応えて優勝してくれました。応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。 

 前走の京都2歳S(8着)が輸送する馬運車にも乗ろうとせず、父オルフェーヴルの気難しさが全て出てしまう参考外の内容。しかし馬自身が納得したのか、今回はレース前から雰囲気が前回とはまるで違ったので、自信を持って送り出しました。しかし、レースでは出遅れて前半は最後方の位置取り。さすがに厳しいかと思いましたが、鞍上のミルコ・デムーロ騎手が冷静に馬の力を信じて持ち味を引き出してくれました。

 これでお兄さんのブラックホールに続いて重賞勝ち。ブラックの父がゴールドシップでこちらがオルフェーヴルですから、お母さんのヴィーヴァブーケは個性の強い種牡馬との相性がいいのでしょう。オーナーとも協議して、今後は放牧を挟んで桜花賞に直行で挑戦させる予定。距離が延びたオークスも楽しみと思っているので、まずは放牧でしっかりリフレッシュさせたいです。

 ちなみにウチの厩舎も今年3勝で目下、関東リーディングになっているとか。初日の1Rを2年目の(横山)琉人で勝って流れに乗れたようで、兄弟子の(石川)裕紀人ともども3勝と所属騎手の2人も好調です。まだまだ1年始まったばかりですが、それぞれ気を引き締めてやっていければと思います。

 では今週のおすすめを。1月15日(土)の愛知杯に出走するスライリーは前走のキャピタルS(9着)では好位で運んだせいで本来の末脚を使えませんでした。秋華賞のようにじっくり末脚を生かせば重賞でも互角の脚を使えますし、今回は52キロのハンデも有利。課題の折り合いを裕紀人がうまくつけて乗ってくれれば、一発あると思います。応援、よろしくお願いします。

相沢 郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞19勝をあげている。趣味はお酒。

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