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2022.1.12 16:34

【リレーコラム】関東競馬エイト~年頭は美浦坂路調教馬でひと儲けby横山英二

関東競馬エイトの横山英二トラックマン

関東競馬エイトの横山英二トラックマン【拡大】

 少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年も競馬エイト並びにサンスポZBAT競馬を予想のお供にかわいがっていただければ幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

 さて、きょうは私なりの調教の見方をひとつお話ししたいと思います。夏の札幌出張を終え、昨年の9月から美浦の坂路コース担当になりました。コース担当時代は横からの視点でフォーム、ストライドの大きさなどを重視していましたが、こちらに移籍してからは縦の視点(真正面)、いわゆる左右のブレや前肢の使い方などをより重視するようになりました。舌がハミを越している馬やモタれ癖がある馬、馬具の装着などが実に分かりやすく、予想の上でも重宝しています。これらの細かいことや動きの良し悪しは私と佐藤圭TM(坂路担当)の調教採点を参考にしてもらえればと思います。栗東の坂路のようにクラシックや古馬の王道を歩むような馬はほとんど追い切らないものの、新馬や平場にはお宝がいっぱい隠れており、それはそれで見ていて楽しいものです。

 現在、美浦坂路の時計は4ハロンの水準で55秒5程度。普段から全体時計はあまり意味がないと思っていますが、強いて挙げるなら4ハロンで52秒台、3ハロンなら37秒台、ラスト1ハロンならば12秒5を切ってくるようだと速い、優秀と言えます。個人的に注視しているのがラスト1ハロンを12秒0前後で上がってくる馬。全体時計が多少遅くてもここが速い馬は馬券で絡む可能性がグッと上がってくると思っています。というもの、坂路はスタミナではなく瞬間的なスピードを磨く訓練場。4ハロン51秒前後のバカ速い時計を出せてもラストで失速してしまう馬よりも的確にラップを上げていき、最後にシュッと脚を伸ばしてくる方が実戦につながりやすい。中長距離に適した馬の多くは前脚を遠くに伸ばすストライド走法であり、これは坂路調教に適していません。短いスパンで四肢を回転させ、効率よく走るピッチ走法の方が坂路では時計が出やすく、見た目もいいというのが感想です。実際、競馬でも1800メートルを超える距離では美浦の坂路馬は苦戦を強いられています。坂路馬を狙うならやはりスピード勝負になりやすいマイル以下の距離。若駒や短距離レースを使う馬は調教が実戦に直結する傾向が強いだけに、ぜひ覚えておいてください。では最後に週末の坂路調教特注馬を。

《中山競馬》
 土曜日(15日)
  1R  レッドコーラル
  4R  ドルズプライスレス
  7R  ノーブルハーバー
  9R  ラッピングカラーズ
  11R アルピニズム(先週採点(8))
      カイザーメランジェ
  12R ボーンジーニアス

 日曜日(16日)
  6R  トシギャングスター
      ヒノデミッチー
      ホウオウノーサイド
  7R  スキャッターシード
  8R  パノティア
  9R  コスモアンジュ
      ジャズエチュード
  10R アポロビビ
      チェーンオブラブ

 なお、きょう水曜日は全休日明けのため、追い切り数が少なめです。最終的な好調教馬は週末の競馬エイトでご確認ください。では、これにて失礼致します。週末、紙面でお会いしましょう。(関東競馬エイト・横山英二)

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