中央競馬:ニュース中央競馬

2021.12.20 17:58

【中山大障害】レース展望

16、17年の中山大障害を連覇したオジュウチョウサンが復権をかけて出走する

16、17年の中山大障害を連覇したオジュウチョウサンが復権をかけて出走する【拡大】

 有馬記念の前日にはハードル界最高峰の一戦、中山大障害(25日、中山、J・GI、芝4100メートル)が行われる。1934年に当時の中山競馬倶楽部理事長であった肥田金一郎氏が、東京競馬場の日本ダービーに匹敵する中山競馬場の大レースとする目的で創設した一戦で、大竹柵、大生け垣が待ち受けるコースの難易度は日本一だ。

 オジュウチョウサン(美浦・和田正一郎厩舎、牡10歳)が復権をかけて臨む。2016、17年にこのレース連覇などJ・GI7勝の不世出の名ジャンパー。昨年11月の京都ジャンプSから3連敗中だが、前走の東京ハイジャンプ(3着)では課題の折り合い、飛越が改善され、上昇ムードをうかがわせている。15日の1週前追い切りは美浦Wコースで一杯に追われ、5ハロン67秒0-11秒6をマーク。併せた僚馬に半馬身先着した。「順調にきているし、状態は前回よりも上がっている。(障害界の)絶対王者だといわれるように人馬ともに頑張ります」と石神深一騎手は気合満点だ。

 ラヴアンドポップ(美浦・岩戸孝樹厩舎、牡8歳)は脚部不安による1年以上の休養を挟みながら東京ジャンプS、東京ハイジャンプと重賞を連勝。障害馬としての資質は相当に高い。初出走の中山克服が鍵になるが、レース前日にはスクーリングを行う予定。05年にテイエムドラゴンでこのレースを制している白浜雄造騎手との新コンビで頂点を目指す。

 タガノエスプレッソ(栗東・五十嵐忠男厩舎、牡9歳)は平地(デイリー杯2歳S)、障害(阪神ジャンプS、京都ジャンプS)でともに重賞制覇を果たした“二刀流”。昨年のこのレースでは外に膨れる不利がありながら、ラストで猛然と追い込んでの3着。当時先着を許したメイショウダッサイ、ケンホファヴァルトが不在ならVの有力候補だ。

 アサクサゲンキ(栗東・音無秀孝厩舎、セン6歳)も平地(小倉2歳S)と障害(小倉サマージャンプ)の双方で重賞を制した。もともと快速タイプだけに4000メートル超の距離がポイントになりそうだが、前哨戦のイルミネーションジャンプS(2着)で中山を経験できたのは大きい。鞍上は今年、障害の歴代最多勝記録を更新した鉄人・熊沢重文騎手だ。

 レオビヨンド(栗東・高柳大輔厩舎、牡5歳)はイルミネーションジャンプSを5馬身差で圧勝。まだ若く障害馬としてのキャリアも浅いが、勢いは十分。重賞初挑戦で大仕事をやってのけるか。

 ベイビーステップ(美浦・菊川正達厩舎、牡7歳)は障害入りから4、2、1、1着。伴啓太騎手とのコンビで着実にステップアップしてきた。平地芝2400メートルでのV歴からスタミナ比べは望むところだろう。

★中山大障害の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

×