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2021.12.20 05:00

【有馬記念】なぎさがエフフォーリア鹿戸雄一師を直撃

なぎさ記者は鹿戸調教師とエフフォーリアと仲良くスリーショット。エフくんのかわいさにはメロメロのようだ

なぎさ記者は鹿戸調教師とエフフォーリアと仲良くスリーショット。エフくんのかわいさにはメロメロのようだ【拡大】

 さあ、いよいよ有馬ウイークだ! 今年の有馬記念の主役は強い3歳馬。皐月賞と天皇賞・秋を制し、ファン投票1位のエフフォーリアに注目だ。秋のGIで馬券バトル「なぎさGI試練の11番勝負」を繰り広げている東京サンスポ・三浦凪沙(なぎさ)記者が、管理する鹿戸雄一調教師(59)=美浦=に直撃インタビュー。中山2500メートル攻略などを聞き出した。

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 なぎさ わたしは「エフくん」って呼んでますけど、エフフォーリアの天皇賞・秋制覇、おめでとうございました。

 鹿戸 ありがとう。ダービー(ハナ差2着)からスタッフも騎手も悔しいままでいたから、本当によかったよ。

 なぎさ 次走にジャパンCではなく、有馬記念を選んだ理由は。

 鹿戸 疲労が残りやすいタイプで、無理に使わなくていいかなと。放牧先への輸送中に蹄鉄が外れるトラブルがあったけど、大事には至らず。毎週、チェックしに行ったけど、元気よく動いていたよ。

 なぎさ 1週前追い切りもいい雰囲気でしたね。前走時も思いましたが、オーラが増しているような感じがします。

 鹿戸 特にグンと変わったと思ったのは共同通信杯の頃。トモ(後肢)に筋肉がついて、しっかりしてきた。天皇賞の時はもう一段パワーアップした感じ。余分な脂肪が取れてきて、筋肉のメリハリがついてきた。まだのびしろはあるよ。

 なぎさ エフくんの強みを教えてください。

 鹿戸 一番は真面目で素直なところ。レースでの一瞬の脚は素晴らしいものがあるし、抜け出してからも諦めない精神力がある。大きな馬だけど器用なほう。今回の中山2500メートルも不利な条件ではないと思うよ。

 なぎさ 中山2500メートルはトリッキーといわれるコース。元騎手の視点も含めて、どう捉えていますか。

 鹿戸 コーナーを何回も回らなくてはいけないから、難しいかもね。位置を取りに行く馬なら外枠は不利。ある程度スピードも必要だけど、パワーもなくてはいけない。

 なぎさ もし先生がエフくんに乗って有馬記念に出るとしたら、どう乗りますか。

 鹿戸 前めで乗って、早めにいい位置を取っていきたいね。流れに乗れるかが一番、大事なところだと思うよ。

 なぎさ なるほど。そのまま直線で突き抜ける姿が浮かんできます。ところで、エフくんが入厩しているときは厩舎に泊まり込んでいると聞いたのですが。

 鹿戸 東日本大震災の時、馬が驚いてひっくり返って動けなくなっていたことがあった。それからGIの時はなるべく泊まるようにしている。夜、顔を見るだけでも安心できるからね。

 なぎさ そんなことがあったのですね…。愛されてるエフくんはファン投票でも史上最多の26万票超えで堂々1位に。

 鹿戸 それだけ応援してくれているわけだからね、ありがたいよ。

 なぎさ ここを勝てば年度代表馬が一気に近づくのでは。

 鹿戸 なれたらいいなとは思うけど、選んでもらうものだからね。そのためにも今回の結果は必要。

 なぎさ さらに来年の主役というイメージがわいてきます。

 鹿戸 そうだね。主役になりたいし、なってほしい。無事にいい状態でレースを迎えたいと思います。

■鹿戸雄一(しかと・ゆういち) 1962(昭和37)年5月23日生まれ、59歳。北海道出身。84年に騎手デビュー。91年タマツバキ記念(ヨドノチカラ)で重賞初勝利を挙げた。2007年に調教師免許を取得し、08年3月に美浦トレセンで厩舎を開業。同年にスクリーンヒーローでアルゼンチン共和国杯を勝って重賞初勝利し、同馬でジャパンCも制してGI初勝利も達成した。19日現在JRA通算4056戦361勝。重賞はGI3勝を含む10勝。

■三浦凪沙(みうら・なぎさ) 1997(平成9)年9月30日生まれ、24歳。横浜市出身。父は横浜DeNAベイスターズの監督を務める大輔氏。父の所有馬リーゼントブルースのデビュー戦を観戦したことをきっかけに競馬にはまる。2019年から競馬の取材を始め、昨年の有馬記念で紙面デビュー。趣味はお菓子作り。

★“息子”愛…エフフォーリアは放牧から帰ってきてから、“EFFORIA”と名前が入った馬服を着て美浦トレセンで調教している。生産と育成を行うアイルランドの一大競馬グループ・クールモアの調教風景から着想を得て鹿戸調教師が新調したもの。これにいち早く気付いたなぎさ記者が「名前入りの馬服、よく似合っていますね」というと、「よく気がついたね。クールモアの動画を見ていてかっこいいと思って、今回から着せているんだよ。ひと目ですぐに分かるし、いずれは全部の馬で作るつもり」と調教師はやさしい笑み。なぎさ記者は馬を大事にする鹿戸師の愛情を感じたという。

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