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2021.11.30 05:00

【われかく戦う】ソダシ須貝師「ダート合っている」

チャンピオンズCでダートに初挑戦する白毛のソダシ

チャンピオンズCでダートに初挑戦する白毛のソダシ【拡大】

 ダート王を決めるチャンピオンズCが12月5日、中京競馬場で行われる。今年の桜花賞を制した白毛のソダシ(牝3歳)が、ダートに初挑戦する。管理する須貝尚介調教師(55)=栗東=に、芝&砂の“二刀流”挑戦を決断した思いなどを聞いた。(取材構成・山口大輝)

 --ここまで芝で8戦6勝。今年の桜花賞などGI2勝を挙げる中、初めてのダート挑戦に注目が集まる

 「血統的にはダート色が強いですが、そういう先入観を持たずに走りなどを見て、芝でデビューしました。ただ、ダートというオプションは常に頭にはありました」

 --牝馬3冠最終戦の秋華賞10着後のタイミングで決断した

 「GIではあるけど、レース間隔や距離からも、ダートを試すには悪くない条件。3歳牝馬は斤量が54キロで、年長馬より3キロ軽い。(最大5キロ軽い斤量52キロで勝った)札幌記念でもそれを生かせましたからね」

 --ダート適性についてはどう見ている

 「芝だけではなくダートでもGIを勝っているクロフネ産駒で、母系の血統背景もありますからね。砂をかぶったときにどうかなど、レースにいってみないと分からない部分はあるけど、芝でも先行するスピードがありますからね。いいんじゃないかなと思います」

 --17日に栗東のダートコースで初めて追い切りを行い、馬なりでラスト1ハロン11秒1(6ハロン84秒0)をマークした

 「しまいまで引っ張り切りの手応えで11秒台でしたからね。併せたアディラートは砂のオープン馬。その相手に楽に先着するんだから、ダートは合っている感じがします」

 --前走ではゲート内で突進して顔をぶつけるアクシデントもあった

 「人間でもそうだろうけど、出血しながら走る気にはなかなかならないですからね。いいときはアクシデントも起こらないもの。仕方ない部分もありました」

 --この中間もゲート練習を行っている

 「レースをしていく以上、慣れてもらわないといけない。練習では何もしません。あとは当日の周りの雰囲気などでどうなるか。短期放牧を挟んで、普段は落ち着いているのでいいと思います。体もどこも心配なところはないですね」

 --前回から良化している部分は

 「トモ(後肢)が良くなりました。前回も良化が感じられましたが、そこからさらに良くなっています。いい筋肉が付きました。女の子から女性らしくなりましたね」

 --ダート初参戦でJRA・GIを勝てば史上初の快挙。意気込みを

 「未経験なことも多いですからね。今回のソダシはあくまでも挑戦者ですが、応援してもらえればと思います」

 ■須貝 尚介(すがい・なおすけ) 1966(昭和41)年6月3日生まれ、55歳。滋賀県出身。85年に騎手デビューし、JRA通算302勝(うち重賞4勝)。2008年に調教師免許を取得し、09年に栗東トレセンで厩舎を開業。29日現在でJRA通算436勝(うち重賞42勝)を挙げている。GIはゴールドシップの6勝を含む13勝。その他、海外GIのドバイデューティフリー(14年ジャスタウェイ)を制している。

 ★カイバの食い抜群…栗東トレセンが全休日の29日、ソダシは自馬房でゆっくり過ごした。今浪厩務員は「以前は歩いているときからハミ掛かりが良かったけど、今はリラックスして歩けている。(前走でゲートにぶつけて負傷した部分の歯を抜いて)永久歯が生えてきて、カイバの食いもいいよ。いい結果が出れば、楽しみが大きく広がるね」と話した。

 ★父クロフネは01年JCダートぶっちぎり7馬身差V…ソダシの父クロフネは芝でデビューし、2001年のNHKマイルCでGI初勝利。同年のGIII武蔵野Sでダートに初挑戦し、後続を9馬身ちぎる圧勝。勝ち時計1分33秒3は現在でもダート1600メートルのJRAレコードだ。また、続くジャパンCダート(現チャンピオンズC)では7馬身差をつけ、史上初めて芝、ダート双方のJRA・GI勝利を飾った。勝ち時計2分5秒9は現在もダート2100メートルのJRAレコード。同年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いた。

 母ブチコはダートで全4勝をマーク。また伯母のユキチャンが2008年の関東オークスで交流重賞勝利、いとこのハヤヤッコが19年のレパードSでJRA重賞勝利を、白毛馬として史上初めて挙げている。

★チャンピオンズCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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