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2021.11.22 17:15

【リレーコラム】母の父キングヘイローに要注目~東京サンスポ・漆山貴禎

世界的な超良血馬キングヘイローが、いま母の父として脚光を浴びている

世界的な超良血馬キングヘイローが、いま母の父として脚光を浴びている【拡大】

 先週20日の東京スポーツ杯2歳Sは1番人気のイクイノックスが快勝。デビュー2連勝で来春のクラシック候補に名乗りを上げた。キタサンブラック産駒の重賞初勝利としても話題を集めたが、血統表を眺めて母の父のところで思わず目が留まった。そこにあったのはキングヘイローの名だった。

 今年に入ってから、母の父としてのキングヘイローのブレークぶりにはすさまじいものがある。ピクシーナイトがGIスプリンターズSを制しただけでなく、仏GIIフォワ賞を制して凱旋門賞にも挑戦したディープボンド、デビュー3連勝でファンタジーS優勝のウォーターナビレラなど活躍馬が続出。今年のJRA重賞では【8・4・0・10】、連対率54・5%(22日現在)という驚異的なアベレージをマークしている。この勢いはしばらく止まりそうにない。キングヘイローはすでに2019年にこの世を去っているが、天から孫たちの走りに目を細めていることだろう。

 キングヘイローは1998年のクラシックにおいてスペシャルウィーク、セイウンスカイと並び“3強”とうたわれながら無冠に終わった。当時の主戦を務めていたデビュー3戦目の福永祐一騎手にとっては、何よりも悔しい経験だったはずだ。それから23年の月日がたち、孫にあたるピクシーナイトでGIの栄冠をつかんだ。優勝インタビューで「キングヘイローの血が入った馬でGIを勝てたのは最高にうれしい。恩返しができたと思います」としみじみと語っていたのが印象深かった。

 思えば、キングヘイローは世界的な超良血馬。父は凱旋門賞などGI4勝を挙げ、1980年代欧州最強馬との呼び声も高いダンシングブレーヴで、母グッバイヘイローもケンタッキーオークスなど米GI7勝の名牝だ。カワカミプリンセス(オークス、秋華賞)、ローレルゲレイロ(高松宮記念、スプリンターズS)など直子も一定の活躍を見せてきたが、母の父としてその血がより花開きそうな印象を受ける。98年クラシック世代から本格的に競馬を見始めた記者としても非常に感慨深いものがある。

 今週は28日東京6R(芝1800メートル)でイクイノックスと同配合のキタサンドーシン(美・奥村武、牡2歳)がデビュー予定。どんな走りを見せてくれるか楽しみだ。

漆山貴禎(うるしやま・きよし) 東京サンスポ記者 

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馬連・3連単

プロフィル

1981年生まれ、山形県出身、O型。東京大学文学部卒。一日のレースから、配当的な妙味も考慮して“最も買いたい”1鞍を厳選。美味しい馬券をお届けします!

予想スタイル

データ分析と関係者取材で得た情報をバランス良くミックスさせ、的中を目指す。〝2、3着には来るが、ほぼ勝たないであろう1番人気馬〟を探すのが3連単的中の近道と信じる。

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