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2021.10.11 18:14

【リレーコラム】東京サンスポ~すぎやまさん素晴らしい楽曲をありがとうby板津

サンケイスポーツ・板津雄志記者

サンケイスポーツ・板津雄志記者【拡大】

 10日に行われたGII毎日王冠で、GIのファンファーレが流れた。本馬場入場曲もGI仕様の「グレード・エクウス・マーチ」。この異例の変更は、JRAが9月30日に逝去した作曲家すぎやまこういちさんを追悼し、中央競馬の発展に寄与した功績を称えたものだった。粋な演出だ。ファンファーレの直後にはファンから大きな拍手が起こり、シュネルマイスターとダノンキングリーのGI馬2頭が「きょうは大舞台だ」と奮い立ったかのように素晴らしいパフォーマンスで、アタマ差の大接戦を繰り広げた。他の馬もいい競馬をしていたと思う。ひょっとしたら、競走馬もGIの入場曲とファンファーレを理解していたりして…。そう感じてしまうほどの好レースだった。

 すぎやまさんの制作した楽曲は、1987年頃からJRAの関東地区(主に東京・中山)で使用されている。一般・特別・重賞・GIのファンファーレは現在もレースの発走を告げ、入場曲は、一般競走の「白馬のギャロップ」と特別競走の「パドック・マーチ」は2007年まで、重賞競走の「クロマティック・マーチ」とGI競走の「グレード・エクウス・マーチ」は2009年まで使用された。その後、入場曲は一新されたが、「また聞きたい」というファンからの強い要望もあり、グレード・エクウス・マーチは現在でも一部のGIで流れている。

 音楽の力というのはすごい。競馬だけ切り取ってもそう思う。入場曲は出走馬を気分良く送り出し、発走直前のファンファーレは短時間でその場の雰囲気を大いに盛り上げる。本紙評論家で、元JRA騎手であり調教師だった柴田政人氏は「すぎやまさんの楽曲がJRAでいくつか使われているのは知っています。(騎手時代は)ファンファーレが鳴ると『さあレースだ』と気持ちが引き締まりましたね。また、各地区それぞれのものが流れるから、夏のローカル競馬場に行ったときには『今年も夏の○○競馬が始まるんだな』と感じたものです」と当時を思い出していた。1993年日本ダービーをウイニングチケットで制したときも、すぎやまさんのファンファーレで奮い立ったことだろう。

 私は競馬だけでなく、大人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズでも、すぎやまさんの作品を聞いてきた。『ロトのテーマ』が東京五輪の開会式で流れたときは一瞬で心をつかまれた。もちろん私だけでなく、多くの人が子供の頃からすぎやまさんの楽曲にふれてきて、心を動かされたはずだ。すぎやまこういちさん、多くの素晴らしい作品を世の中に届けてくださり、ありがとうございました。

板津雄志(いたづ・たけし) 東京サンスポ記者 

調教・馬の個性

中穴

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プロフィル

1979年7月23日生まれ、岐阜県出身。獅子座のO型は、池添謙一騎手とまったく同じ。だが、彼のように勝負強いかは不明。好きな馬はオルフェーヴル、スイープトウショウなど。

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