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2021.10.4 14:02

【毎日王冠】レース展望

グランアレグリアらGI馬6頭を撃破し安田記念を制したダノンキングリー

グランアレグリアらGI馬6頭を撃破し安田記念を制したダノンキングリー【拡大】

 関東の舞台は中山から東京に移り、日曜メインに毎日王冠(10日、GII、芝1800メートル)が行われる。1着馬に天皇賞・秋(31日、東京、GI、芝2000メートル)の優先出走権が与えられる重要な一戦。登録13頭中10頭が重賞ウイナーで近走も好調の馬が多く、見応えのあるレースが期待できる。

 前走の安田記念を勝ったダノンキングリー(美浦・萩原清厩舎、牡5歳)が実績では最上位。昨年の天皇賞・秋で12着に大敗したことが響いたのか、安田記念では8番人気と評価を下げていたが、女傑グランアレグリアをアタマ差で退け、7度目のGI挑戦で初制覇を飾った。GIホースが6頭出走していただけに、非常に価値の高い勝利だった。1週前追い切りでは美浦Wコースで一杯に追われて5ハロン66秒8-11秒7をマークし、豪快な走りで僚馬を2馬身突き放した。萩原調教師は「動きは良かったです。順調にきていますし、春と比べても特に変わりない感じです」と調整過程に不足はなく、GIIのここは負けられない戦いだ。

 もう1頭のGIウイナーがNHKマイルCを制したシュネルマイスター(美浦・手塚貴久厩舎、牡3歳)。前走の安田記念では年長馬と初めての対決となったが、最後まで食らいついて0秒1差の3着に健闘。斤量面のアドバンテージがあったとはいえ、一線級相手に見せたレースぶりは評価できる。マイル超えの経験は2000メートルの弥生賞ディープインパクト記念のみで2着。今回は距離が課題になりそうだが、手塚調教師は「思ったよりカッとしていないので、1800メートルも大丈夫でしょう」と話しており、対応は可能だろう。

 ドバイターフ2着のヴァンドギャルド(栗東・藤原英昭厩舎、牡5歳)は国内復帰戦。東京スポーツ杯2歳S3着や毎日杯3着など早い時期から活躍し、昨年の富士Sで念願の重賞初制覇を飾った。この後は米GIブリーダーズCマイル(11月6日、デルマー、芝1600メートル)へ参戦するプランがあり、弾みをつけたい一戦になる。

 重賞3勝馬のケイデンスコール(栗東・安田隆行厩舎、牡5歳)はGIでもNHKマイルC2着の実績がある。それ以来約2年ぶりのGI挑戦となった安田記念は10着に敗れたが、GIIなら巻き返しの可能性は十分にある。

 昨年の2着馬ダイワキャグニー(美浦・菊沢隆徳厩舎、セン7歳)は近走は案外だが、全8勝を東京で挙げているコース巧者で侮れない存在だ。

 マイネルファンロン(美浦・手塚貴久厩舎、牡6歳)は前走の新潟記念で12番人気の低評価を覆して後方の一気のレース内容で優勝。それまでの先行策とは打って変わったレースぶりで、オークス馬ユーバーレーベンの半兄がようやく真価を発揮した。今回は横山武騎手とコンビを組むが、人馬ともに勢いがあるだけに好勝負をしても不思議はない。

 他には七夕賞勝ち馬のトーラスジェミニ(美浦・小桧山悟厩舎、牡5歳)、昨年の3着馬で新潟大賞典勝ち馬のサンレイポケット(栗東・高橋義忠厩舎、牡6歳)、新潟記念2着のポタジェ(栗東・友道康夫厩舎、牡4歳)などが出走を予定している。

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