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2021.9.17 16:30

【ヒロシのDeepな話】秋の3日間開催でも警戒せよ! 夏のローカル「全休馬」

フランジヴェント(青帽)

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 先週開幕した中山開催では、3歳以上の条件クラス(1勝~3勝クラス)で夏のローカル開催を休んでいた馬の活躍が目立った。該当馬は土日12レースで計50頭出走し、その成績は【3・5・3・39】。

 この数字だけを見るとそれほどでもないように思えるが、注目すべきは複勝回収率の高さだ。休み明けのぶん人気にもなりづらいためか、その複勝回収率はなんと108%もあった。夏のローカル開催(福島、新潟、函館、札幌、小倉)を全休していた馬をやみくもに買っても損をしなかったことになる。ただ、この結果は決して偶然の産物ではなく、今の番組体系が生んだ“必然の産物”のような気がする。

 4歳馬の降級制度が撤廃されたのは2年前、2019年のことだ。降級廃止により、夏のローカルの前半はとにかく3歳馬の活躍が顕著になったが、一番の理由は4歳以上のメンバーが極端に手薄になったからで、決して世代間レベルの問題ではない。4歳以上のメンバーが手薄になったところで、勢いのある3歳馬がどんどん勝ち上がっていく。こうして各条件クラスとも、メンバーレベルの劣化が降級制度導入の頃と比べて加速度的に進んでいくのである。

 ということは、夏のローカルを休んでいた馬にとっては、自動的に相手関係が楽になっている状況が生まれているという面もある。それが夏のローカル開催を休んでいた馬の活躍にもつながっているのではないだろうか。今週の3日間開催でもその傾向は続くはずだ。

【中山8R】(9)トリストラム
 5月の東京で惨敗後、夏のローカル開催を全休。今回と同じ中山ダート1800メートルで未勝利を勝った馬だが、その時に負かした2着リズムオブザナイトは先週の1勝クラスでコンマ5秒差4着。3着マイネルタイムリー、8着エコロカナワンも既に勝ち上がっており、今の1勝クラスではこの馬も上位ランクの実力があることは間違いない。勝ち上がった舞台、相手弱化の状況ならガラリ一変も十分考えられる。

【中山10R・御宿特別】(8)フランジヴェント
 昨春に3歳同士の1勝クラスを勝ち上がったが、そこで負かした2~5着馬はのちに古馬相手の2勝クラスでも勝ち負けした実力馬たちだ。折り合い面の難しさがネックになりやや伸び悩んでいたが、2勝クラスならいつ勝っても不思議ない脚力を持っていることは間違いない。夏のローカルも終わり、確実にメンバーレベルが劣化した今の2勝クラスならチャンスは十分あるはず。雨の影響で馬場が重くなり、上がりを要する状況になることもプラスに働くはずだ。

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松本ヒロシ(まつもと・ひろし) 関東エイト想定班 

舞台適性・近走

穴指向

馬単・3連単

プロフィル

1963年生まれ、京都府出身。小学校6年生のときに見たカブラヤオーの走りに魅了され競馬好きに。現在はフジテレビ系『みんなのKEIBA』、フジテレビONE『競馬予想TV!』に出演中。

予想スタイル

各馬の舞台適性、過去の相手関係を精査し、そのレースでの独自のランキングを算出。そこから「隠れ格上馬」を発掘することがヒロシ流穴予想のメソッド。