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2021.9.14 05:00

【セントライト記念】タイトルホルダー秋初戦から全開モード

ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーがセントライト記念で始動。急死した父が出走できなかった菊花賞へ向けて、まずは好発進を決めたい

ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーがセントライト記念で始動。急死した父が出走できなかった菊花賞へ向けて、まずは好発進を決めたい【拡大】

 今週末の中央競馬は中山・中京で18~20日の3日間開催。最終日の20日(月・祝)には、中山で菊花賞トライアルのセントライト記念が行われる。注目したいのが、弥生賞ディープインパクト記念の勝ち馬で日本ダービー6着以来のタイトルホルダー。8月31日に急死した父ドゥラメンテがなし得なかった菊花賞制覇に向け、復帰戦から万全の態勢で臨む構えだ。

 偉大な父の名をさらに高めたい。8月31日に、わずか9歳でこの世を去った2冠馬ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーが、東の菊花賞トライアルで始動する。春は弥生賞ディープインパクト記念を制してクラシック候補に名乗りを上げ、皐月賞で2着。日本ダービーこそ6着に終わったが、中山コース適性の高さに疑いはない。

 「ダービーは馬混みで他馬と一緒に動く形になってしまって、スタミナを生かすことができませんでした。(一方)皐月賞は勝ち馬に内からこられて、普通ならズルズル下がっておかしくないところをバテずに伸びてくれましたから。そういう形にしたいですね」

 栗田調教師が春の激闘を振り返る。積極的に動きつつ、弥生賞、皐月賞のときのような持久力を発揮できれば、GIでも通用することは証明済みだ。秋は自身の持ち味を最大限に生かしたい。

 その点、今回の中山芝2200メートルはプラスだろう。セントライト記念の過去3年の勝ち馬ジェネラーレウーノ、リオンリオン、バビットは全て4コーナーを3番手以内で通過していた。器用な脚があるタイトルホルダーにはフィットする。

 8日の1週前追い切りでは、美浦Wコースで馬なりながらラスト1ハロン11秒4(5ハロン67秒9)の鋭い反応を見せた。「もともと完成度が高い馬で、夏休みですごく背が伸びたとか、幅が出たとか、そういう変化はないですが、いい動きでしたね。息遣いもいいし、ジョッキー(横山武)も『反応が良かった』と言っていました」。3カ月半の充電期間をへて状態も良好だ。

 父ドゥラメンテは3歳時の2015年、皐月賞、日本ダービーの2冠を制しながら、その後に両前脚に骨折が判明し、秋を棒に振った経緯がある。種牡馬入りしたのが17年で、現3歳世代はファーストクロップ。それだけに「種牡馬としてこれから、というときに死んでしまって残念です。限られた産駒たちで血をつないでいかなければならない、という責任を感じます」と栗田調教師はグッと気を引き締める。

 父が挑めなかったラスト1冠の舞台へ。産駒の出世頭が、まずは秋初戦のトライアルVを狙う。

★セントライト記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載