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2021.9.3 18:14

【ヒロシのDeepな話】新潟記念が「異端中の異端」なワケ

未勝利、1勝クラスを連勝中のエクセレントタイム

未勝利、1勝クラスを連勝中のエクセレントタイム【拡大】

 「芝2000メートル」が、ダートも含めJRAの全競馬場に存在する唯一の条件だということはご存じだろう。ただ、その中でも新潟芝2000メートル外回りは、他場の芝2000メートルだけでなく、同じ新潟の芝2000メートル内回りでさえ明らかに一線を画する異端な条件だといえる。夏の新潟開催を締めくくるGIII・新潟記念(日曜11R)もそんな異端の舞台で行われる。

 では何をもって「異端」なのか。それはコース全体に占める曲線部分(コーナー部分)と直線部分の比率の違いだ。札幌、函館、福島、新潟内回り、中山、東京、中京、阪神、小倉(改装中の京都は除く)の芝2000メートルのコース全体に占める直線部分の比率は50%~60%弱。それに対し、新潟芝2000メートル外回りのコース全体に占める直線部分の比率はなんと80%。コース全体のほとんどが直線で構成されたかなり異端なレイアウトになっている。

 競走馬は、コーナー部分では自然とスピードが落ちるぶん曲線で息が入りやすいが、逆に直線部分ではスピードに乗っていきやすいため息が入りづらい。つまり同じ距離でも、コーナー部分の比率が高ければ息が入りやすいポイントが多いぶん、スタミナ面のごまかしがききやすいし、直線部分の比率が高いと息が入りやすいポイントが少なく、よりスタミナが問われるという側面がある。

 例えば、新潟記念の過去5年の結果を見ても、2000メートル未満の前走から距離延長で臨んで馬券に絡んだ馬は15頭中2頭だけしかいない。他の13頭は前走で2000メートル以上を使っていた馬だ。もっと言うなら、アルバートドック、カフジプリンス、ブラストワンピース、ショウナンバッハ、ユーキャンスマイル、ジナンボーといったほとんどの好走馬は過去に芝2400メートル以上を経験し、それらの条件でもそれなりの結果を残していた馬だった。要するに、新潟芝2000メートル外回りという舞台は2400メートル以上の長丁場でもスタミナ切れしないタフさが問われる条件であり、他場の芝2000メートルや同じ新潟の芝2000メートル内回りとはそういう意味でも一線を画しているのだ。

 土曜10R・赤倉特別の舞台は、新潟記念と同じ芝2000メートル外回り。狙いたいのは未勝利、1勝クラスを連勝中の(2)エクセレントタイムだ。東京芝2300メートルの未勝利戦を圧勝し、さらに距離が延びた東京芝2400メートルの1勝クラスで後方一気を決めてみせた。長丁場でもスタミナ切れしないタフさを兼ね備えていることはこの戦歴からも明らかだ。この馬の3連勝に期待したい。

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松本ヒロシ(まつもと・ひろし) 関東エイト想定班 

舞台適性・近走

穴指向

馬単・3連単

プロフィル

1963年生まれ、京都府出身。小学校6年生のときに見たカブラヤオーの走りに魅了され競馬好きに。現在はフジテレビ系『みんなのKEIBA』、フジテレビONE『競馬予想TV!』に出演中。

予想スタイル

各馬の舞台適性、過去の相手関係を精査し、そのレースでの独自のランキングを算出。そこから「隠れ格上馬」を発掘することがヒロシ流穴予想のメソッド。