15年の皐月賞と日本ダービーを制したドゥラメンテ死す

2021.9.1 12:36

 2015年の皐月賞と日本ダービーを制したドゥラメンテ(牡9歳)が8月31日に、繋養されている北海道安平町の社台スタリオンステーションで、急性大腸炎のため死んだ。

 同馬は父がダービー馬キングカメハメハ、母がエリザベス女王杯2勝のアドマイヤグルーヴという良血で、美浦・堀宣行厩舎の所属で2014年10月にデビュー(東京芝1800メートル2着)。2戦目に初勝利を挙げると、セントポーリア賞も連勝し、共同通信杯(GIII)2着で賞金を加算して皐月賞に挑んだ。3番人気だったが、後方から一気に差し切り、後にGI馬となるリアルスティール、キタサンブラック、サトノクラウンなどを破った。ダービーでは1番人気に支持され、中団からダービーレコードの2分23秒2で差し切って2冠を達成した。その後は骨折が判明して休養したが、この年のJRA賞最優秀3歳牡馬に選出された。

 4歳の中山記念で復帰戦を勝ち、UAEに遠征してドバイシーマクラシックに出走。2着に敗れた。帰国後に宝塚記念に出走し2着だったが、ゴール後にジョッキーが下馬。その後に競走能力喪失と診断されて現役を引退。種牡馬となった。通算成績は9戦5勝。総獲得賞金は6億6106万3000円。

 種牡馬としては現3歳世代が最初の産駒で、今年の弥生賞ディープインパクト記念を制したタイトルホルダー(牡、美浦・栗田徹厩舎)などが活躍している。

 ◆社台スタリオンステーション・徳武英介氏「1週間ほど前から右前肢の蹄冠部外傷の治療をしており、良化途中でしたが、前日30日から腸炎の兆候があり、その後急激に悪化してしまいました。今年の種付けシーズンも元気にすごしていただけに信じられないでいます。日本屈指の名牝系出身で日本のチャンピオンサイアー5頭(キングカメハメハ、サンデーサイレンス、トニービン、ノーザンテースト、ガーサント)を重ねた名馬の早逝だけに、関係者の皆さま、ファンの皆さまには大変申し訳なく思っております。種牡馬としても頂点を期待されていましたので、残された産駒たちの応援を引き続きお願いいたします。ドゥラメンテの功績に感謝しつつ、心よりご冥福をお祈りいたします」

★ドゥラメンテの競走成績はこちら

閉じる