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2021.7.22 04:47

【沢田康文の欧州競馬リポート】欧州GIで安値の馬が大活躍

 最近、欧州GIで子馬時代に安価で取り引きされた馬の活躍が話題になっている。11日に仏ドーヴィル競馬場で行われた3歳馬によるジャンプラ賞(芝1400メートル)はO・ペリエ騎乗の11番人気ローズオブインディシーズ(愛国産、愛=K・コンドン、牡)が優勝した。

 父が2012年愛2000ギニー馬パワー、母が3勝馬のサンペールスという血統で、19年アイルランドのゴフスオータム1歳セールに上場され、僅か8000ユーロ(約103万円)で購買された馬だった。

 6月27日に愛カラ競馬場で行われた3歳上牝馬によるプリティポリーS(芝2000メートル)は3番人気サンダリングナイツ(愛国産、愛=J・オブライエン、4歳)がS・クロース騎手とのコンビで優勝。当歳時のセールでは買い手がなく、1歳時のセールでも1万8000ユーロ(約232万円)で主取りとなっていた。

 過去には1800ユーロ(約23万円)で主取りになったスノーフェアリーや1歳時に2万2000ユーロ(約284万円)で主取りになったトレヴなどのシンデレラストーリーが有名。エリート血統の馬が期待に応えるのも競馬の魅力なら、こうした馬の活躍からも競馬のロマンが感じられる。

 ちなみにペリエ騎手はジャンプラ賞は5勝目。28年前にGI初制覇を飾った思い出のレースで、当時はロンシャン競馬場芝1850メートルと全く異なる条件だった。48歳のベテランが夏競馬に健在ぶりをアピールした。(在仏競馬記者)