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2021.7.15 04:55

【中京記念】格より勢い!ロータスランド坂路12秒6

坂路を軽々と駆け上がったロータスランド。3連勝の勢いに乗って重賞初制覇を狙う(撮影・岩川晋也)

坂路を軽々と駆け上がったロータスランド。3連勝の勢いに乗って重賞初制覇を狙う(撮影・岩川晋也)【拡大】

 サマーマイルシリーズ第2戦・中京記念の追い切りが14日、栗東トレセンで行われた。3連勝中のロータスランドは、坂路で時計以上に鋭い走りを披露。勢いそのままに重賞初制覇を狙う。CWコースで強めに追われたアンドラステが、最高の『S』評価となった。

 涼しい風が吹き抜ける栗東坂路を、ロータスランドが軽快に駆け上がった。馬なり単走でラスト1ハロン12秒6。全体4ハロンは55秒6と控えめだが、辻野調教師の笑顔が、順調な調整を物語っていた。

 「輸送も控えているので、体力を残した状態で迎えられるように。予定通りのいい調教ができました」

 前半は折り合いながら、1ハロン15秒5-14秒6とセーブ気味。後半に入って少しギアを上げると、時計以上に機敏なフットワークで、好調ぶりをアピールした。7日には同52秒4-11秒5と非凡な瞬発力を披露。「(先週は)思ったより時計が出てびっくりしました」と指揮官も驚くほどの充実ぶりだ。

 サマーマイルシリーズ第1戦・米子Sは、好位から抜け出して完勝。格上挑戦をものともせず、3連勝を飾った。快進撃の理由について、トレーナーは「右前脚の蹄の不安が解消されたことが大きい」と分析。蹄が薄く着地の際に負担がかかって痛がるところがあり、3走前から通常の蹄鉄を4分の1ほど切り取った『3/4蹄鉄』を装着。その効果で「ストレスがなくなり、歩様と毛づやが劇的に良くなりました」と説明する。

 今回は初の小倉1800メートル戦。コーナーが4つある舞台も初めてだが、人馬ともに重賞初制覇の大きなチャンスだ。「器用な馬なのでこなしてくれると信じています。ハンデ54キロも想定内。重賞の舞台でも力を出し切れば、結果はついてくると思います」と師は力を込める。

 夏競馬は“格より勢い”。その格言通り、充実一途のロータスランドが、一気に重賞ウイナーの仲間入りを果たす。 (増本隆一朗)

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