【中京記念】レース展望

2021.7.12 17:52

 小倉の日曜メインは中京記念(18日、GIII、芝1800メートル)。サマーマイルシリーズの第2戦だが、今年は芝1600メートルの設定がない小倉での開催のため200メートル長い距離で行われる。そのため、真のマイラーは関屋記念まで待機する陣営も多く、幅広い路線から馬が参戦してきた。

 そのなかで舞台設定が一番いいのはボッケリーニ(栗東・池江泰寿厩舎、牡5歳)だろう。小倉芝は3戦して【1・2・0・0】とパーフェクト連対。未勝利勝ちに加えて、昨年の小倉日経オープン、今年の小倉大賞典でともに2着になっている。ちなみに前者の1着がサラキア、後者の1着がテリトーリアルでレベルは高かった。

 さらに距離の芝1800メートルも申し分ない。7戦して【3・4・0・0】とこちらも前述の2走を含めて連対パーフェクトだ。前走の新潟大賞典は2番人気で5着だったが、掲示板は外していない。中間の放牧で体調は良くなっており、トップハンデ57キロを背負うが、得意の舞台での巻き返しに期待がかかる。

 アンドラステ(栗東・中内田充正厩舎、牝5歳)は、久々のマーメイドSで4着。体は仕上がっていたが、1800メートルまでしか経験がなかったことも影響した印象。実績からすると3勝を挙げているマイルの方がいいだろうが、200メートルでも距離短縮は歓迎材料。前々に行く脚もあり、今の小倉コースにも合いそうだ。ハンデ54キロは2着と好走した2走前のハンデ戦・ターコイズSと同じ斤量だ。

 新勢力ロータスランド(栗東・辻野泰之厩舎、牝4歳)の充実ぶりは目を見張るものがある。今年2月に戦列復帰し、初戦こそ2着に敗れたが、その後は阪神で1勝クラス、2勝クラスと連勝し、前走はサマーマイルシリーズ初戦の米子Sに格上挑戦して堂々のV。コーナーが4回ある小倉コースへの対応次第では“もう一丁”があっても不思議ではなく、シリーズ優勝に王手がかかるかもしれない。ハンデ54キロも想定内だろう。

 ディアンドル(栗東・奥村豊厩舎、牝5歳)も、充実ぶりなら負けてはいない。今年初戦の愛知杯は10着に敗れたが、その後は、今回と同距離の小倉大賞典で3着、福島牝馬S1着と走り、マイルGIのヴィクトリアマイルでも4着と好走している。特に前走は速い流れを追走して、最後まで脚は鈍らずインパクトの強い内容。ハンデ55キロも別定戦とはいえ福島牝馬Sと同じ斤量だけに、十分勝ち負けできるだろう。

 穴ならダブルシャープ(栗東・渡辺薫彦厩舎、牡6歳)を推奨しておきたい。現在のところダブル登録している不知火S(土曜、小倉11R、3勝クラス)との両にらみだが、ハンデは54キロで格上挑戦してくれば軽視できない。勝ちみに遅いところはあるが、小倉コースも得意としており、もつれるような展開なら出番があるだろう。

 ほかではGIIIで2着3回、NHKマイルC3着の実績があるカテドラル(栗東・池添学厩舎、牡5歳)=56キロ、マーメイドS2着のクラヴェル(栗東・安田翔伍厩舎、牝4歳)=52キロ、近況はひと息ながらきさらぎ賞勝ち、NHKマイルC4着の実績があるダノンチェイサー(栗東・池江泰寿厩舎、牡5歳)=56キロ=なども上位争いに加わる可能性がある。

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