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2021.7.1 14:00

夏競馬開幕!D指数から導ける「おいしいオッズ」の見分け方

6月27日の札幌5R新馬戦で単勝6番人気(30.9倍)ながらD指数は2番目に大きかったラブリイユアアイズ

6月27日の札幌5R新馬戦で単勝6番人気(30.9倍)ながらD指数は2番目に大きかったラブリイユアアイズ【拡大】

 競馬予想ツール「Deep」で「D指数」のサービスが始まってから、ちょうど1年が経過。そこで1年分のデータを徹底的に調査したところ、なかなか興味深い結果が得られた。

 まず、馴染みのない方のためにD指数について簡潔に説明しておく。Deepを運営している産経グループといえば、他社とは"ケタ違い"の競馬記者をかかえていることで有名だが、その記者たちが打った◎○▲…いわゆる予想印を数値化したうえで集計し「プロオッズ」というものを算出する。要するに「プロが単勝オッズをつけるならこうなる」というものだ。これを実際の単勝オッズと比較し、そのオッズがおいしいと言えるのか、あるいはその逆か、それを表すのがD指数である。D指数が1.00を超えれば「おいしいオッズ」と考えることができる。

 その定義からすると、単純にD指数が高い馬の単勝馬券を買い続ければ儲かるのではないかと考えてしまうが、さすがにそこまで甘くはなかった。D指数が1.50や2.00を超えるような「かなりおいしい馬券」を買い続ければ、回収率は100%へと近づいていくが、やはり長期間の集計で100%を超えるのはなかなか難しい。つまり、何かしら勝負を決める条件が必要というわけだ。今回の調査では、その「条件」を探すことがポイントとなった。そして見つけ出した、いくつかの答えのなかで、最も決定的な条件が「新馬戦の穴馬」だったのである。

 この1年間に行われた新馬戦290レースで、D指数が1.00超だった1056頭の単勝馬券をすべて買ったとしても回収率は99.4%になる。これでもなかなかの結果だが、若駒にありがちなポカを考慮すると、長期的に見れば人気馬を避けた方が良いのは明らかだ。そこで、「単勝オッズ10.0倍以上」という条件を加えたところ、456頭に絞られた。そしてそれらの単勝馬券をすべて買った場合の回収率はなんと129.0%になったのである。穴馬に絞っているだけに、“たまたま”と捉えられかねないが、このうち配当の上位2傑レディバグ(単勝5180円)とアビッグチア(単勝4910円)がなかったとしても、回収率は107.3%と余裕でプラス域をキープ。データ母数も十分に多く、決してたまたまではないだろう。ちなみに、先週日曜(6月27日)の札幌5R新馬戦でも単勝6番人気(30.9倍)ながらD指数は2番目に大きかったラブリイユアアイズが勝利している。

 この結果が得られた要因は、「記者の優位性」にあると考えられる。競馬ファンにとって新馬戦は、過去の成績データがないどころか、出走馬を実際に見る機会すら満足に与えられていない。対して競馬記者は、毎週トレセンで調教を自分の目で確かめ、厩舎に取材することもできる。優位性そのものは新馬戦に限ったことではないが、新馬戦はその度合いが極端に強いといえる。これがプロオッズと実際のオッズの乖離(かいり)を生み、D指数の傾向として反映されているということだろう。

 これから本格的に新馬戦のシーズンに突入するだけに、この調査結果を利用して一儲けといきたいところだ。(Deep開発者)

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