【函館スプリントS】1年ぶりVへ!ビアンフェ反撃態勢

2021.6.11 05:00

 函館スプリントSに出走するビアンフェが10日、札幌芝コースで追い切りを行い、終始軽快な動きを披露。重賞3勝目に向けて好仕上がりをアピールした。今年は東京五輪の影響で札幌で施行される。

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 得意の洋芝をさっそうと駆け抜けた。重賞2勝馬ビアンフェが、札幌芝コースでラスト1ハロン12秒2をマーク。葵S以来1年ぶりの勝利に向け、態勢をきっちり整えた。

 角馬場で十分に体をほぐしてから主戦の藤岡佑騎手にバトンタッチ。540キロ超の巨漢馬とは思えない軽快なフットワークで、3~4コーナーにかけて徐々に加速し、5ハロン72秒3をマークした。時計自体は速くないが、栗東坂路でここ2週続けてハードメニューを消化。最終追い切りとしては十分といえる内容だ。

 「栗東でしっかりやってきたので、きょうは最後だけ少し気合をつけました。前日(9日)にゲートの確認(入りや駐立など)。すごく順調に調整されています」と鞍上は好感触を伝えた。

 持ち前のスピードを生かして押し切るのがこの馬の勝ちパターンだ。2走前のスプリンターズSでは枠入りを嫌い、レース前に体力を消耗。16着と不本意な結果に終わった。その後に去勢手術を行い、復帰戦の前走、夕刊フジ賞オーシャンSで3着に逃げ粘った。「去勢することで、硬かった筋肉が柔らかくなった」と中竹調教師。手術の影響からか、前走では馬体重12キロ減だったが、枠入りに問題はなく、好スタートから先手を取って持ち味を発揮した。去勢した効果は十分ある。

 「今は馬も納得してバタバタすることも少なくなった。ストライドが大きいので行けるなら行きたい」と藤岡佑騎手はハナを譲らない構えだ。函館2歳Sを含めて函館芝コースで2勝(2着1回)しているように洋芝には実績があり、初めての札幌も心配無用。鮮やかな逃げ切りで、秋の大目標スプリンターズS(10月3日、中山、GI、芝1200メートル)につながる走りを見せつける。(片岡良典)

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