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2021.6.10 16:19

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(162)~2歳世代の先陣を切る・ギンノアメガフル

相沢郁調教師

相沢郁調教師【拡大】

 東京のGIシリーズも終わり、今週から北海道ローカルシーズンが幕を開けます。

 今年も東京オリンピックに対応した変則開催で、札幌、函館、札幌という本来とは違った流れで行われます。そして何より昨年と違うのが、無観客だった昨年と違い、今年はお客さんも入れて開催することです。

 夏の北海道開催は胆振、日高をはじめとする馬産地の人たちが、自分たちが生産し、育てた馬をじかに見られるというところが他場と大きく違うところです。普段は牧場につきっきりで東京などの内地にはそうそうと足を運べないだけに、北海道開催はそれだけ特別な意味を持っています。コロナ対策で入場人数に制限はありますが、楽しみにしていた人にとっては待ち遠しいところだろうと思います。

 そして今年も、現地に滞在する厩舎スタッフには昨年同様、制約がつく北海道滞在となります。各厩舎、夜の門限は午後8時。緊急事態宣言下で競馬を開催させてもらう以上、当然ではあるのですが、今年もいろいろと我慢の夏となります。ワクチンの接種状況から考えても、おそらく来年は状況も変わっているはず。“あと1年”と思って、気を緩めずやっていきたいですね。

 その札幌競馬、ふたを開けてみたら今年は新馬戦の想定登録頭数が例年になく多く、気をもんでいたのですが、13日の5R・芝1200メートル戦にギンノアメガフルが無事エントリーできました。スピードがあって稽古の動きはかなりいいですし、ゲートさえ決まれば初戦から押し切っていい馬だと思います。ウチの厩舎、春が今いちだったぶん、夏は盛り返したいと思ってますので、応援よろしくお願いします。

相沢 郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞18勝をあげている。趣味はお酒。