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2021.6.7 18:18

【リレーコラム】東京サンスポ~三嶋牧場のみなさん、おめでとうございました!by内海

グランアレグリアらGI馬6頭を撃破し安田記念を制したダノンキングリー

グランアレグリアらGI馬6頭を撃破し安田記念を制したダノンキングリー【拡大】

 先週の安田記念で春のGIもひと段落となりました。

 最後を飾ったのはダノンキングリー。前走がしんがり負け(天皇賞・秋=12着)だったJRA所属馬のGI制覇は例がないということで、まさしく史上空前の大変身劇となったわけです。

 そんな劇的なVでしたが、記者はゴール後、何とも複雑な気持ちになりました。キングリーに印をつけていなかったから、だけではありません。それはいつものことです。

 キングリーを生産したのは北海道の浦河で、戦前から馬産を続けている老舗中の老舗・三嶋牧場。実は今回がうれしいGI初制覇となりました。

 昨年も生産者リーディングで全国7位に入るなど、近年、好成績を残し続ける同牧場にとって、唯一足りなかったのがJRA・GIのタイトル。キングリーの2019年日本ダービーやミッキーチャームの18年秋華賞など銀メダルはあったのですが、なかなか勝ち切れませんでした。それがついに実現。同牧場にとっての功労馬中の功労馬といえる母マイグッドネスの産駒での達成は、最高のひと区切りといえるのではないでしょうか。

 で、なぜ記者がそんな感動の瞬間を複雑な思いで見ていたのか?

 実は同牧場の健一郎取締役は、記者の小学校の同級生。一緒にミニバスケットボール部で汗を流した、いわば幼なじみといえる存在なのです。もちろん、今も取材でお世話になったり、コロナ禍前には飲みに行ったりと交流は続けさせてもらっており、GIの前には「どうなの?」と電話で手応えを確認させてもらうこともちょくちょくでした。

 しかし今回は…。もちろん気にはなっていたのですが「前走でしんがりの休み明けじゃなぁ」と勝手に判断し、電話で探りを入れることもしませんでした。そしてあの結果。しかも同牧場のGI初制覇なのですから、同級生として無印はないんじゃないのと思ったわけです。

 レース後、祝福の電話をすると快く応じてくれた取締役。こちらとしてはなんだか申し訳ない気持ちですが、考えてみたら前回、電話をかけたのはNHKマイルCのバスラットレオン(競走中止)のとき。ということは、記者が電話をしなかったことも幸運にひと役買ったのだ、と、思うことにしましょう。

 最後になりましたが、三嶋牧場関係者、スタッフのみなさん、そして健一郎君、本当におめでとうございました。

内海裕介(うつみ・ゆうすけ) 東京サンスポ記者 

調教

本命

馬連

プロフィル

1972年生まれ、北海道出身、A型、立命館大卒。美浦TCでは中野栄治調教師らへの夜の取材が活動の中心。池江泰寿調教師とは一緒にカレーうどんを食べる仲。2012年回収率ランキングで全記者中トップ(316%)に輝いた『初代予想王』。

予想スタイル

近走の内容プラス調教の良し悪し、そして取材で感じた陣営の〝押し出しの強弱〟を最終的な決め手に◎◯▲を決めていくスタイル。馬券は馬連が中心だが、3連単1着固定(◎)→相手3頭(○・▲・△△)へ流す6点買いを加える形にこだわる。

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