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2021.5.14 12:17

【ヴィクトリアM】ズバリ!調教診断(最終版)byウマニティ

最終追い切りのあの部分をポイントにレシステンシアをトップ評価

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はヴィクトリアマイル調教予想(最終版)をお届けします!

日曜日に行われるヴィクトリアマイルの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

(1)マジックキャッスル【B】

美浦南W併走。僚馬と歩調を合わせる折り合い重点の内容。首を上手に使って、リズム良く駆け抜けた。一見すると完歩が小さく映るが、それは僚馬のほうが体躯で勝るため。この馬自身のパフォーマンスはきっちりと示している。順調とみていいだろう。

(2)シゲルピンクダイヤ【C】

栗東坂路単走。加速ラップを刻んだものの、体の重心が安定せず、いいフォームが長続きしない印象。また、後肢が遅れがちで完歩が小さく映るのも気になるところ。右脚主導の走りから左回りは合うにしても、善戦の域を超えるイメージまでは浮かんでこない。

(3)クリスティ【B】

栗東坂路単走。序盤は気負いがちで、頭の位置もかなり高め。だが、解放されると前後の連動性が高いフォームに変わり、しまいにかけては上々の伸び脚を示した。状態は悪くなさそうなので、あとは実戦で気分を損ねず走れるか否かがポイントになりそうだ。

(4)イベリス【C】

栗東坂路単走。最後まで集中を切らさず走れている点はいいのだが、四肢の可動域が狭く、前肢の出も窮屈に映る。大箱コースで変わり身を見込めるほどのデキに達しているとは思えず、大望まではどうか。

(5)デゼル【A】

栗東坂路単走。反応を確かめる程度の内容ながら、気負うところなくコントロールの利いた走りを見せた。前後の連動性が高いフォームと、弾力性に富んだフットワークは目を引くものがある。好ムード。

(6)グランアレグリア【B】

美浦南W併走。素軽い脚さばきが目につき、鞍上の合図に対する反応も鋭い。やや前進気勢が強く映るものの、2ハロン短縮のマイル戦に臨むことを思えば、許容範囲の部類だろう。完璧とは言えないまでも、及第点のデキにはある。

(7)マルターズディオサ【C】

美浦南W単走。鞍上がステッキを持つと素早く反応を返し、上々の伸び脚を見せた。ただ、単走なら常にこの程度は動く馬。周りに馬がいる際の折り合いに課題を残す馬ゆえに、1週前、今週と併走を施していないのは気になるところ。評価は上げづらい。

(8)ランブリングアレー【B】

栗東CW単走。右手前でかなり引っ張ったが、それは1週前追いも同じ。元来、手前の切り替えに手を焼く馬ではなく、左回りの長い直線を意識した調整と捉えるべきだろう。道中のかき込み鋭い脚さばきをみるにデキ落ちはなさそう。消耗戦になれば浮上の余地はある。

(9)テルツェット【B】

美浦南W併走。コーナーを深く入ったため、全体時計こそ地味だが、低い姿勢でキビキビと駆けていたし、ひと蹴りの進みもいい。一旦かわした外の僚馬に再び迫られた点は気になるも、走りの雰囲気自体は決して悪くない。現状の力を出せる態勢とみる。

(10)レッドベルディエス【C】

美浦南W併走。集中力があり、体も柔らかく使えている。反面、踏み込みが浅いためか、力強さや迫力という面では今一歩。そのあたりを踏まえると、まだ良化の余地を残しているようにも思える。相手強化のG1では厳しいか。

(11)ダノンファンタジー【A】

栗東CW単走。テンションこそ高めだが、この馬とすればマシなほう。いつもより制御が利いているぶん、ゆったりと走れているし、踏み込みの力強さも目につく。追えば伸びそうな余力を十分に残しているのも好印象。一撃あっても不思議はない。

(12)サウンドキアラ【B】

栗東坂路単走。上がりのラップを少し落としたが、遅い時間帯の荒れ馬場に加え、鞍上の鐙が長く重心がブレ気味だったことを考慮すれば、過度に不安視する必要はない。それでも前向きさは失っておらず、いい頃の状態に近づきつつあるのは確か。警戒を怠れない1頭だ。

(13)プールヴィル【B】

栗東坂路単走。体重のありそうな鞍上が負担なのか、序盤こそ頭を上げる場面が見られたものの、スピードが乗り出してからの走りは至ってスムーズ。この馬としては背中も安定しており、状態は良さそう。テンションを維持できれば、侮れない存在になりそうだ。

(14)ディアンドル【C】

栗東坂路併走。折り合い重点の調整。先着こそ果たしたが、辛抱が利かず前に出てしまったようにも映る。いずれにせよ控えて味が出るタイプではなく、気分良く先行できるかどうかが肝の馬。最終追いの内容、動きを確認する限り、調教観点的には推奨しづらい。

(15)アフランシール【D】

美浦南W単走。テンションが高く、鞍上は制御にひと苦労。抑えることに注力したせいか、頭の位置が上がり、そのぶん伸びそうで伸びきれない印象。G1で対等に戦うには、もう少し時間が必要かもしれない。

(16)リアアメリア【C】

栗東坂路単走。物見がちで遊びが多く、左手前の走りがぎごちないところは相変わらず。それでいて水準以上の4ハロンタイムを刻むのだから、確かな能力の持ち主であることは間違いないのだが……。得意の左回りでどこまでカバーできるかが焦点となろう。

(17)スマイルカナ【C】

美浦坂路単走。周りが気になるのか、コーナーを回る際の頭の位置が安定せず、集中力という点では今ひとつ。直線に入ってからはスムーズな走りを見せたものの、大箱コースのG1で最後まで脚が続くかどうかについては疑問符が付く。積極的には手が出ない。

(18)レシステンシア【A】

栗東坂路単走。全体時計を抑えた内容ながら、滑らかなフットワークで、1ハロンごとに1秒ずつ加速。攻め巧者ということを差し引いても、動きと気配は高水準の域にある。ベストを尽くせる仕上がりと判断したい。

【調教予想からの注目馬】

A判定は3頭。トップは(18)レシステンシアとする。今週の坂路追いでは、14秒8-13秒7-12秒7-11秒7という、この馬らしい非凡な加速力を披露。最終追いでラスト1ハロン11秒台を記録した際に、2度のレコード勝ちを含む【2.1.1.0】の良績を挙げていることも好感が持てる。

身体全体を伸びやかに大きく使った動きが印象に残る、(5)デゼルを2番手に。いつになく制御の利いた走りが目を引く、(11)ダノンファンタジーも上位評価に値する。

<注目馬>
(18)レシステンシア (5)デゼル (11)ダノンファンタジー

(提供元:競馬予想のウマニティ)