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2021.5.14 05:00

【ZBAT!ピックアップデータ】ヴィクトリアM

追い切り翌日の13日は厩舎周りで運動を消化したシゲルピンクダイヤ。波乱を巻き起こす準備は整いつつある

追い切り翌日の13日は厩舎周りで運動を消化したシゲルピンクダイヤ。波乱を巻き起こす準備は整いつつある【拡大】

 マイル女王決定戦・ヴィクトリアマイルの出走馬が13日、確定した。『ZBAT!ピックアップデータ』は、人気薄のときこそ好走が目立つシゲルピンクダイヤ(栗東・渡辺薫彦厩舎、牝5歳)に注目。過去10年で3度の大波乱を演出した前走・福島牝馬S組で、魅力的な末脚の持ち主。高配当の主役となる可能性は十分だ。枠順は14日に確定。15日に前日発売が行われる。

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 GI4勝馬グランアレグリアが断然の人気を集めそうだが、忘れてはいないだろうか。ヴィクトリアマイルといえば、過去10年で3連単万馬券8回で、うち5回が10万円超え。2015年には2070万5810円のGI史上最高配当が飛び出した“荒れる”GIだ。そこでZBAT!ピックアップデータは、2年前の桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤを爆穴の主役に指名する。

 これまで16戦し、未勝利勝ちのみの1勝馬だがGIIチューリップ賞、GI桜花賞の2着を含め、重賞で2着3回、3着2回の実績馬。さらに見逃せないのが人気との関係だ。1~6番人気では11戦で1勝、2着1回、3着1回なのに対し、7番人気以下では5戦2着2回、3着2回と複勝率80%。複勝回収率は驚異の350%を誇る。注目度が下がったときを見計らったかのように好走する馬で、上位人気候補が他に多数いる今回、怪しげな輝き!? を放っているではないか。

 もう一つ注目のポイントが、前走が福島牝馬Sだったこと。同レースからの参戦馬は過去10年で3度激走。15年に最低18番人気ミナレットが3着に逃げ粘るなど波乱を演出してきた。今年は勝ったディアンドルも含め3頭が該当するが、例年の福島ではなく、東京と同じ左回りの新潟で行われたこともあり、関連性がアップしても不思議はない。中でも東京替わりをプラスにできるのがピンクダイヤだ。

 その前走は、2走前の愛知杯で早めに仕掛けて9着に敗れた反省から中団でじっくりと待機。メンバー3位タイの3ハロン33秒7の上がりタイムをマークした。結果は7着とはいえ着差はわずか0秒2。渡辺調教師は「ここ2走は流れが向かなかった」と振り返り、「今はゲートに不安もありませんし、精神面でもイライラしなくなって、イレ込みも解消されつつあります。東京のマイルもいいと思うので、力を出し切ってくれれば」と舞台替わりを歓迎する。

 昨年のこのレースは、中団から勝ったアーモンドアイに次ぐ2位の3ハロン33秒2の上がりタイムをマークして6着。東京マイルの経験はその1回だけだが、この舞台に必要な決め手を秘めている。9日に同じ東京マイルで行われたNHKマイルCでは、4コーナー9番手シュネルマイスターが1着、同7番手ソングラインが2着と差し馬が活躍しており、末脚が生きる馬場を味方に、昨年以上の走りを期待していい。

 人気がないときこそ怖いという個性派。ピンクダイヤこそが波乱を生み出す“原石”と信じる。

★妹でも高配当…シゲルピンクダイヤの手綱を取る和田竜騎手は今年重賞3勝と好調で、天皇賞・春ではディープボンドで2着となるなど大舞台でも活躍。3月にはピンクダイヤの妹シゲルピンクルビーでGIIフィリーズレビューを勝っており、このときは8番人気で3連単10万9810円の高配当となった。妹に続き、姉でも波乱を巻き起こせるか。

★ヴィクトリアMの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載