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2021.5.10 04:54

【新潟大賞典】サンレイポケットが待望の重賞初勝利!

大激戦となった新潟大賞典を制し、待望の重賞初制覇を飾ったサンレイポケット

大激戦となった新潟大賞典を制し、待望の重賞初制覇を飾ったサンレイポケット【拡大】

 新潟大賞典が9日、新潟競馬場で14頭によって争われ、鮫島駿騎乗で3番人気のサンレイポケットが後方待機策から直線で末脚を伸ばし、2着の1番人気ポタジェとの接戦をクビ差で制し、19戦目で待望の重賞初勝利をマークした。

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 1000メートル通過が57秒1のハイペースで、サンレイポケットは後方で自分の走りに徹した。10番手で迎えた4コーナーで早々とムチが入り、鮫島駿騎手が659メートルの長い直線で追いまくる。最後は4頭が並んでの末脚比べのなか、ポタジェの追い上げをクビ差で振り切った。慌てず、しまいにかけた鞍上の執念が、6歳馬に念願の重賞タイトルをもたらした。

 「(ペースが)速いと思ったので、深追いせずにリズムを大事にして進めた。他のレースを見ても、騎手の意識が外にいっていたので、内があくと思った。レース前から混戦だと思い、追い負けないように馬を鼓舞しました。勝てて良かったです」。3歳6月のレース中に骨盤を骨折。1年4カ月のブランクを余儀なくされた。その後も懸命に立て直し、鍛え上げた関係者の努力が実った5勝目となった。

■サンレイポケット 父ジャングルポケット、母アドマイヤパンチ、母の父ワイルドラッシュ。黒鹿毛の牡6歳。栗東・高橋義忠厩舎所属。北海道様似町・様似共栄牧場の生産馬。馬主は永井啓弐氏。戦績19戦5勝。獲得賞金1億5551万9000円。重賞は初勝利。新潟大賞典は高橋義忠調教師、鮫島克駿騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+父名の一部」。

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