2021.5.6 11:38
3歳マイル王決定戦「第26回NHKマイルC」は、クラシックからの転戦組もいて激戦ムード。多彩なメンバー構成となったが、矢作芳人調教師(60)は主要前哨戦勝ちのバスラットレオン、ホウオウアマゾンを送り出す。ワンツーまで狙える強力先行2頭のレースプランを聞いた。
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--バスラットレオンはNZTで5馬身差勝ち
矢作芳人調教師「枠順も良く、自信を持って送り出したが、想像以上の強さだった。古川(奈穂騎手)が乗って1勝クラスを勝ったあとからパワーアップ。思っていたより成長が早い」
--前走後の調整は
「反動もなく、1週前には坂路で悪い馬場のなか破格の時計が出た。そこでしっかりやったことで、今週はテンションを考慮してサラッと。非常に順調、という以上に状態は上がってきている」
--ここ2走は逃げて結果を残した
「確かに逃げる形がベストなのかなと思っている。控えても折り合いがつくのは1800メートルから2000メートルを使っていたから。力をつけた今、このメンバーでどれだけやれるか、ワクワクしてレースを待っている」
--ホウオウアマゾンはアーリントンCを制覇
「朝日杯FS後に跛行で休ませたので正直、ようやく間に合ったという状態。想像以上の強さだった。優等生でスタートがいいし、折り合いもつく。スッと好位につけられるセンスもある」
--ここへ向けての調整過程は
「1週前に負荷をかけ、いい併せ馬ができた。今週は初コンタクトの武豊騎手に状態をみてもらった。馬なりで気分良く走れていた」
--こちらも楽しみ
「バスラットが前で、その後ろにこの馬という位置取りだろう。乗りやすいので、ジョッキーに伝えることはないね」(夕刊フジ)