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2021.5.3 16:21

【リレーコラム】大阪サンスポ~担当馬に武親子どちらもが騎乗したホースマンに初GIなるかby山口

大阪サンスポ・山口大輝記者

大阪サンスポ・山口大輝記者【拡大】

 今週は、3歳マイル王を決めるNHKマイルCが東京競馬場で行われます。朝日杯フューチュリティSを勝ったグレナディアガーズやニュージーランドTの勝ち馬バスラットレオン、アーリントンC優勝馬ホウオウアマゾンなど多彩な顔触れがそろったように思います。

 その中で、3日朝の取材から予想や馬券を抜きにして応援したいなと思ったのが前述のホウオウアマゾンです。担当の池田厩務員は、定年まであと2年という大ベテラン。今回は、武豊騎手との新コンビでGI挑戦。取材をしていると「俺が18、19歳の頃かな。武邦彦さんにも担当馬に乗ってもらったことがあるんや」と思い出話を聞かせてくれました。

 武邦彦さんといえば、もちろん、武豊騎手の父です。『ターフの魔術師』の愛称で親しまれた名ジョッキー。武豊騎手も長年、競馬界を引っ張ってきた誰もが知るレジェンドです。トレセン広しといえど、自身の担当馬に武親子どちらもが騎乗したホースマンはなかなかいないのではないでしょうか。

 「豊さんには、タイセイドリームという馬に、新馬戦で乗ってもらったことがあったんやけど、のちに中山大障害で2着になったときに『惜しかったですね』と声をかけてくれた。覚えてくれていたんや」

 記憶力もそうですが、細やかな気配りを感じさせる武豊騎手のエピソードでした。さらに「あの人がデビューしたてのとき。ソフトボール大会があったんやけど、暑い中やのにひとりだけちゃんと長袖を着てて。聞いたら『万が一、けがをしたら駄目なので』と言っていた。意識が高いなと思ったよ」という逸話も。どんどんと出てくる昔話に私たち記者も楽しませてもらいました。

 池田厩務員にとっては、初めてのGI勝ちがかかります。タイセイドリームの中山大障害、グロリアスノアのジャパンCダートで2着がありますが、ともに写真判定の接戦でした。「俺は写真判定に弱いんや」とぽつり。写真判定の末、“3度目の正直”でタイトルを手にするのか、はたまた写真判定に持ち込ませない着差で勝利を挙げるのか。個人的には、大注目の一頭です。

山口大輝(やまぐち・だいき) 大阪サンスポ記者

血統

単複・馬連

プロフィル

1991年生まれ、兵庫県出身。ディープインパクトで競馬に出会い、メイショウサムソンでどっぷりはまる。いつしか血統のおもしろさに目覚め、予想にも反映させるように。レースで1頭の馬を追いかけられる単複馬券が好き。

予想スタイル

能力で劣っても、適性で勝る馬を探すのがモットー。血統で、馬キャラを探りながら、展開、馬場などを加えて本命馬を導き出す。

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