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2021.4.27 16:38

Deep開発者の「フローラS」回顧&「天皇賞」展望

Deep開発者の「フローラS」回顧&「天皇賞」展望

Deep開発者の「フローラS」回顧&「天皇賞」展望【拡大】

 25日のフローラSは5番人気のクールキャットが勝利。オークスへの挑戦権をつかみ取りました。

 発表されたラップだけを見るとミドルペースですが、それは大逃げを打ったアンフィニドールのものであって、2番手以降はかなり緩い流れ。当然ながら先行勢が上位を占め、後方から1頭だけユーバーレーベンが差し込んできたという結果になりました。大一番への切符がかかった争いとしては意外な展開。


競馬予想ツール「Deep」のレース結果画面より

 実際にレースをしているジョッキーたちからすると、そう単純なものではないのだと思いますが、プロである以上は結果を出してこそという見方をされるのが普通です。クールキャットのルメール騎手は、戦前の計画をしっかりと具現化し、仕掛けどころもパートナーの特性を意識した完璧なタイミング。改めてその技量を見せつけられました。

 ちなみに極端な展開でレースが終わると、位置取りの差で負けた馬の次走に、馬券の妙味が生まれるケースが多くあります。今回その筆頭格は先述のユーバーレーベンでしょう。まさに負けて強しの内容。賞金的にオークス出走はかなり際どくなりましたが、距離は延びた方がいいはず。出走がかなえば非常におもしろい存在だと思います。

 さて今週から6週連続のGI開催。5月2日には天皇賞・春が行われます。

天皇賞・春の特別登録馬柱(想定騎手入り)はこちら

 今年は京都競馬場が改修工事のため、阪神競馬場での開催。はじめに、コースがどう変わるのかを確かめておくべきでしょう。

 まずは馬場ですが、今年の阪神は連続開催を意識してか、かなり入念に手入れされているようです。芝のコンディションに関しては、この時期の京都に特有の高速馬場とほとんど変わらないものだと思います。次に起伏ですが、3コーナーに上り坂がある京都、ゴール手前に上り坂がある阪神と違いはあるものの、坂を越える回数(2回)は同じ。タフさという意味でも、あまり違いはなさそう。

 決定的に違うのは、京都の3200mが外回り→外回りであるのに対して、阪神は外回り→内回りであるという点です。阪神の内回りはイメージほど小回りではありませんが、それでも3コーナーで後方の内めにいるような状況では勝負にならないでしょう。早ければ向こう上面で仕掛ける馬も出てくると思います。仕掛けさえ的確であれば序盤の位置取りは関係ないかも知れませんが、出走予定は17頭。この頭数をさばくロスを考えると、やはり最初から前に付けられる馬の方が有利なのは間違いないはず。

 総合的にみてオーソリティを最上位に評価しました。まずは安定した先行力が魅力。


オーソリティの前走(Deepの馬柱でラップタイムも表示)

 前走ダイヤモンドSの内容も非常に優秀です。スローペースだったとはいえ、長距離戦でラスト5ハロンがすべて11秒台というロングスパートの流れ。最後の最後に2キロ差のハンデがあったグロンディオーズに交わされましたが、3着以下を5馬身も離しています。

 重賞2勝がともに東京ですし、左回りが得意な印象を持たれているかも知れませんが、決して右回りがダメというわけではないと思います。スタート直後に大きな不利があったホープフルSで5着に入っているだけでも、その裏付けは十分だと考えます。

 気になるのは状態面だけ。昨年の春に骨折も経験していますし、1週前のコメントを読むと木村調教師も調整の難しさに言及しています。これまで大事に使われてきましたし、本当に完成するのはまだ先でしょう。しかし、そんな過程でも重賞を2勝していることから、相当な能力を持っているのも確かです。追い切り内容とレース前コメントに注意しつつ、結論を出したいと思います。(Deep開発チーム・岡本)

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