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2021.4.22 04:43

【沢田康文の欧州競馬レポート】ミナリク騎手9カ月半ぶりに公の場に

ミナリク騎手は2014年独GIバーデン大賞をアイヴァンホウで制覇。初来日となったその年のJCでも同馬に(6着)騎乗した(撮影・沢田康文)

ミナリク騎手は2014年独GIバーデン大賞をアイヴァンホウで制覇。初来日となったその年のJCでも同馬に(6着)騎乗した(撮影・沢田康文)【拡大】

 落馬負傷で戦列を離れているドイツのフィリップ・ミナリク騎手(46)が18日、ケルン競馬場にプレゼンターとして来場し、公の場で元気な姿を見せた。

 ミナリク騎手は昨年7月3日にマンハイム競馬場で落馬。頭部外傷などの重傷を負って一時は昏睡(こんすい)状態に陥り、生死の境をさまよった。事故後、インターネット上の募金サイト「ゴーファンドミー(Go fund me)」には1500万円以上の義援金が集まるなど、多くのファンが回復を祈っていた。

 競馬場に足を運んだのは落馬事故以来、この日が初めてだったという。現在も家族のサポートを受けながらリハビリ中。騎手としての復帰は難しいということだが、今後も形を変えて競馬に携わる意向を示している。

 チェコ共和国の首都プラハ出身で、騎手だった父の背を追って16歳でデビュー。2005、11、16、17年とドイツリーディングを4度獲得した。ジャパンCには3度騎乗。短期免許でも3度来日し、下町で暮らした親日家で日本のファンからも愛される存在だ。日本の競馬場で再会できる日を楽しみに待ちたい。 (在仏競馬記者)