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2021.4.20 05:00

【われかく戦う】デアリングタクト手応え十分、杉山晴師「いい競馬を期待」

昨年の3冠牝馬に輝いたデアリングタクトが初の海外遠征。杉山晴紀調教師の期待は日増しにふくらむ

昨年の3冠牝馬に輝いたデアリングタクトが初の海外遠征。杉山晴紀調教師の期待は日増しにふくらむ【拡大】

 今週は日本のGI戦線が“谷間”になるが、25日は日本でも馬券が発売される「香港チャンピオンズデー」がシャティン競馬場で行われる。クイーンエリザベスIIC(GI、芝2000メートル)には、昨年の3冠牝馬・デアリングタクト(牝4)が参戦。管理する杉山晴紀調教師(39)に手応えのほどを直撃した。 (取材構成・宇恵英志)

 --初の海外遠征。勝てば、ジェンティルドンナ(14年ドバイシーマクラシック)、アーモンドアイ(19年ドバイターフ)に続く、史上3度目の牝馬3冠馬の海外GI制覇になる

 「飛行機など、初めて経験することがありますが、今ならストレスはかからないとみています。現地でもしっかりとカイバを食べて、しっかりと調整を積んでレースにいけたらいいですね。右回りの2000メートルは合っていると思いますし、いい競馬を期待しています」

 --金鯱賞を振り返って

 「前回は2着でしたが最後はよく伸びていました。重たい馬場のなかでも、しっかりと脚を使ってくれましたし、グローリーヴェイズ(4着)など、当面の相手は差し切っていますからね。勝ち馬(ギベオン)に展開が向いたので仕方がありません。牡馬が混じった強いメンバーのなかで差のない競馬をしてくれたと評価しています」


金鯱賞の結果(競馬予想ツール「Deep」より)

 --14日に栗東トレセンで国内最終追い。CWコース6ハロン81秒0-12秒0を馬なりで出した

 「予定通りで動きは良かったですし、松山騎手が乗ったこともあって気合が入っていましたね。行きっぷりが良かったです。周りが暗かったことはあるでしょうけど、すごくいい動きに見えました。前回を使って反応が良化しています」

 --上積みが見込める

 「前回と比べて冬毛が抜けて見栄えがよくなっていますし、状態は確実に上向いています。輸送で減るかもしれませんが(空輸前の段階で)体重は472キロくらいです」

 --ライバルは

 「(香港の有力馬)エグザルタントを含めて、すべての馬です。強いメンバーがそろっていますし、甘く見ていませんよ」

 --意気込みを

 「コースは初めてですし、香港の流れも特有のものがあると思います。そこに、どう対応するかがポイントになりますが、ジョッキーに任せるだけ。この馬のことを一番、理解してくれていますからね。現地でも松山騎手に調整してもらいますし、動画などで、連絡を取り合う考えです。いい状態でレースに挑めればと思います」

 ■杉山 晴紀(すぎやま・はるき) 1981(昭和56)年12月24日生まれ、39歳。神奈川県出身。2004年7月から栗東・武宏平厩舎で厩務員、調教助手となり、高橋康之厩舎所属の16年に調教師免許取得、同年10月に厩舎開業。18年の目黒記念(ウインテンダネス)で重賞初制覇。同年のJBCクラシック(ケイティブレイブ)でGI初制覇。19日現在、JRA通算121勝。重賞はデアリングタクトの牝馬3冠(桜花賞、オークス、秋華賞)などGI4勝を含む7勝。

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