相沢師コラム・トレセン365日WEB版(153)~荒れ馬場を味方に一発だ・シャイニングパール

2021.4.8 18:34

 先週のコラムで「GI以外のレースでも表彰式(口取り)の実現を!」と書いたところ、各方面から大きな反響をいただきました。ありがたいことに、肯定的なご意見が多かったようです。やはり、皆さんも愛馬の勝利をしっかりと目に見える形で残したいと思われているのでしょう。ただ、大阪府を中心に新型コロナの感染者が急増しているのは本当に心配です。今週の桜花賞からクラシックが開幕。限定的な形であっても、何とかお客様の目の前で競馬を続けられればいいのですが…。

 開幕といえば、今週から新潟競馬がスタートします。本来であれば福島で開催されるところですが、2月に起きた福島県沖地震の影響で競馬場が損壊したため、新潟で代替開催されることになりました。しかし、新潟はもともと豪雪地帯のうえに今冬は特に積雪が多かったそう。例年より約1カ月早い開幕で、しっかりと芝が生育しているかが気がかりです。1日の写真を見る限り、まだ茶色い部分が多いような…。芝保護の観点から例年の福島開催より芝のレース数はだいぶ減らされていますが、それでも7週間のロングランを乗り切れるかが心配です。馬場が悪化すると故障のリスクも高くなるので、まずは無事に走り切ってきてほしいですね。強力な関西馬も多数参戦してくるでしょうが、負けないように頑張りたいと思います。

 今週は11日中山2R(3歳未勝利、芝2000メートル)のシャイニングパールに一発を期待します。ゴールドシップ産駒らしくムラな面はありますが、ためればしっかりと脚を使うタイプ。道中最後方の18番手から6着まで押し上げてきた初戦の内容からすれば、勝ち負けできていい力はあるはずです。前走後はここを目標にひと息入れて上々の仕上がりです。荒れてきて時計のかかる今の馬場は合いそうですし、好結果を出してほしいですね。

相沢 郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞18勝をあげている。趣味はお酒。

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