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2021.3.29 17:25

【ダービー卿CT】レース展望

得意の舞台で重賞3勝目を狙うスマイルカナ

得意の舞台で重賞3勝目を狙うスマイルカナ【拡大】

 中山では土曜メインにハンデGIIIのダービー卿チャレンジトロフィー(4月3日、芝1600メートル)が組まれている。過去10年で1番人気は【1・2・0・7】と苦戦しており、ハンデ戦だけあって難解な一戦だが、そのぶん4番人気、13番人気、5番人気で決まった昨年の3連単41万円超を筆頭に、馬券妙味は十分ある。

 人気を集めそうなのが美浦・高橋祥泰厩舎の2頭、スマイルカナ(牝4歳)とカラテ(牡5歳)。スマイルカナは前走のターコイズSで重賞2勝目を挙げた。道中3番手から残り1ハロンで先頭に立つと、2着馬の猛追をハナ差退けての勝利。これまで中山の芝1600メートルは4戦して2重賞を含む3勝、2着1回と抜群の相性を誇る。前走より1キロ重い55キロを背負ううえ、牡馬相手になるが、絶好の舞台で重賞3勝目を狙う。

 3連勝で東京新聞杯を制したカラテも勢いはメンバー随一。走るたびに強くなる印象で、この馬も重賞連勝が十分期待できる。前走後は在厩で調整されており、1週前追い切りでは美浦坂路で4ハロン53秒3-13秒5を単走でマークし、きびきびした動きを見せた。トップハンデタイの57キロの克服が鍵になるが、高橋祥調教師は「体を緩ませることなく順調に乗り込んでいる。時計のかかる今の中山の芝は魅力」と期待を寄せている。

 東京新聞杯で12番人気ながらカラテのアタマ差2着に入ったのがカテドラル(栗東・池添学厩舎、牡5歳)。3歳時にはNHKマイルCで0秒1差の3着に好走した実績があり、条件がかみ合えば前走ほど走れても不思議はなく、ここでも注目される。ハンデ56キロも妥当だろう。

 ウインカーネリアン(美浦・鹿戸雄一厩舎、牡4歳)も昨年の皐月賞で4着に入った素質馬。その後は案外だったが、3勝クラスの前走、幕張Sは2番手から上がり3ハロン最速の34秒5の脚を繰り出し、2着に2馬身半をつける強い内容だった。中山は【3・2・0・3】と相性が良く、55キロのハンデも想定内。重賞でも好勝負は十分可能だろう。

 ルフトシュトローム(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)はまだキャリア5戦だが、3連勝でGIIニュージーランドTを制し、NHKマイルCでも5着と上位に入っている。2番人気だった前走の京成杯オータムHは16着と大敗したが、この一戦だけで評価は下げられない。4歳になったぶん、ハンデは2キロ増の56キロが課されたが、巻き返しがあっても不思議はない。

 東風Sを勝って挑むトーラスジェミニ(美浦・小桧山悟厩舎、牡5歳)は重賞では苦戦しているが、オープンクラスで3勝を挙げる実力馬。別定重量戦とはいえ、リステッドの前走を58キロで勝っているだけにハンデ57キロは妥当だろう。前走で急きょ乗り替わり、オープン初勝利を挙げた原騎手とのコンビ継続で人馬ともに重賞初制覇を狙う。

 東風Sでトーラスジェミニに惜しくもクビ差敗れたのがボンセルヴィーソ(栗東・池添学厩舎、牡7歳)。昨年もこのレースに出走し、13番人気の低評価を覆して2着に好走。当時から1キロ増の55キロのハンデは想定内で、今年も侮れない。

 昨年のこのレース(14着)以来の出走になるが、函館記念勝ちなど重賞で何度も好勝負をしているマイスタイル(栗東・昆貢厩舎、牡7歳)=57キロ、3連勝中と勢い十分のテルツェット(美浦・和田正一郎厩舎、牝4歳)=53キロ、東風S3、4着馬のトライン(栗東・浜田多実雄厩舎、牡6歳)=55キロ、アトミックフォース(美浦・武藤善則厩舎、牡5歳)=55キロ=などにも注意を払いたい。

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