モズスーパーフレア(手前)=栗東トレセン【拡大】
中京メインは高松宮記念につながる「第26回シルクロードS」。今年は本番と同じ舞台ということもあり、好メンバーがそろった。昨年の高松宮記念馬モズスーパーフレアが、勝って弾みをつけるか。
一昨年の夕刊フジ賞オーシャンSで重賞初制覇。昨年の高松宮記念ではスピードをフルに発揮して踏ん張り、1位で入線したクリノガウディーの降着による繰り上がりながらもGI制覇を成し遂げた。秋はスプリンターズS10着後、初ダートのJBCスプリントでも4着。物足りない成績に終わっただけに、復権へ力が入る。
坂路の1週前追い切りでは18年12月のラピスラズリS2着以来のコンビを組む北村友騎手を背に、迫力満点のフットワークで4F49秒8、ラスト1F12秒0の一番時計を叩き出し、併走馬を4馬身ちぎった。
「1週前をしっかりやってレース週は単走の予定。これだけの時計が出ているし、順調にいい状態できている」と音無調教師は満足そうにうなずき、「このあと、高松宮記念に向かうのは去年と同じ。これぐらいの間隔がちょうどいい」と自信の表情を見せる。
GI馬に課せられるハンデがカギとなるが、雄大な馬格の持ち主だけにクリアできそう。天性のスピードで押し切って、高松宮記念連覇へ照準を定めたい。(夕刊フジ)